薄曇りみたいな天気。暖かい。
ただ存在しているだけで、何もせず。
NML で音楽を聴く。■バッハのパルティータ第一番 BWV825 で、ピアノはピ=シェン・チェン(NML)。これはよい演奏。
J.S.バッハ: 6つのパルティータ (全曲) (Johann Sebastian Bach : Partiten / Pi-Hsien Chen) (2CD) [輸入盤]
- アーティスト:ピ=シェン・チェン
- 発売日: 2012/07/30
- メディア: CD
■ベートーヴェンの交響曲第一番 op.21 で、指揮はアンドレ・クリュイタンス、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(NML)。ベルリン・フィルがものすごい。超一流のアスリートの筋肉美みたいな。いつ頃の録音なのだろうか。
ベートーヴェン:交響曲第1番、第2番他(SACDシングルレイヤー)
- アーティスト:アンドレ・クリュイタンス
- 発売日: 2017/08/23
- メディア: CD
晴。
学びの森の駐車場に車を置いておいて、一時間弱散歩。
シロツメクサ。
学びの森。
いろいろの色。
キッス。
市民公園。
新境川。
人類滅亡後の誰もいない世界。
カア公。目の前なのに平気でいる。
名鉄各務原線。奥はJR高山本線。
カワラヒワ。
尾辻克彦『吾輩は猫の友だちである』を読み始める。エッセイ風の家族小説だ。わたしが「ブ」で買ってきたのを放っておいたら、老母が先に読んでおもしろいというので、読んでみることにした。そういえば、赤瀬川さん(尾辻克彦は小説を書くとき用のペンネームである)を読むのも随分とひさしぶりである。わたしは、トマソンも新解さんも日本美術応援団も大好きだった。いまでは赤瀬川さんというと、碌なことが言われないので悲しい。時代は変わってしまったのだ。赤瀬川さんが相手にしていた「日常」というものが、なくなってしまったのである。何せいまは、リスク計算と貨幣の増殖とコストパフォーマンスの時代であり、すべてがイベント化していく時代でもある。「日常」というものがどんどん蚕食されていくのだ。まあそんな面倒な話はどうでもいいのだが、本書もまた「日常」の話である。ここには陽だまりのような八〇年代の「日常」があるように思われ、なんとなく悲しくなってしまう。時代遅れのジジイの繰り言である。