こともなし

曇。
早起き。昨晩は『収穫と蒔いた種と』を読んで寝た。

NML で音楽を聴く。■バッハのパルティータ第二番 BWV826 で、ピアノはピ=シェン・チェン(NMLCD)。■松平頼則(1907-2001)の「律旋法による3つの即興曲」 ~ Hyojo、藤枝守(1955-)の「ジャイロ・タンゴ」、伊藤祐二の「ソロイスト」、平石博一の「ア・レインボウ・イン・ザ・ミラー」で、ピアノは井上郷子(NMLCD)。■篠原眞(1931-)の「パッセージ」で、フルートはエベルハルト・ブルム(NMLCD)。

■バッハのトリオ・ソナタ第一番 BWV525 で、オルガンは Sanca Massimiliano (NML)。

J.S. Bach: Organ Sonatas BWVV 525-530

J.S. Bach: Organ Sonatas BWVV 525-530

  • 発売日: 2020/04/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
ブルックナー交響曲第四番で、指揮はマリス・ヤンソンスバイエルン放送交響楽団NML)。ブルックナーは自分はあまり聴く気になれないのだが、ヤンソンスの指揮なので聴いてみた。まあヤンソンスだからといってブルックナーブルックナーでなくなるわけではなかったが、苦手なものに挑戦するのはよいことだと思いたい。しかしねー、あまりに長すぎるのですけれど、ブルックナーは。僕は音楽は五分くらいで充分だという考えの持ち主で、マーラーなどは大好きなのにもかかわらず、長いので滅多に聴かないくらいである。少なくとも、音楽はなんとか四十分以下にしてもらいたいものだと思う。一楽章なら、十分程度まで。この曲など、全曲で七十分を超えるのですよ、勘弁してもらいたいものだ。ま、しかし、マーラーの七十分はくたくたに疲れるが、ブルックナーは別にそういうことはないけれど。僕は、長い曲を平気でどんどん聴いている人は、音楽の中身をほとんど聴いていないのではないかという疑いが捨てきれない。いや、まあ、歳をとってこちらの精神力、集中力がなくなったせいかも知れないけれどね。衰えというわけだ。


昼寝。
おやつに葛湯を飲むというか、食べた。貰い物。

松岡正剛先生、またいい加減なことを。

またマックスウェルの電磁場方程式から導かれることなのだが、磁気をもつ粒子にはモノポール(magnetic monopole)とよばれるNとSがない「磁気単極子」があるのだが、なぜそういうものがあるのかもわかっていないし、説明しようとすると困惑する。

1739夜『素粒子の発見』ヤン・チェンニン(楊振寧)|松岡正剛の千夜千冊

モノポールは存在するとマックスウェル方程式がきれいに対称になるのだが、まだ発見されていないし、そもそも原理的に存在するかはまだわからないのですよ。正確にいうと、「なぜそういうものがないのかもわかっていないし、説明しようとすると困惑する」でしょう。電子は存在するのだから(まちがいなく、松岡先生の頭の中では、電子と磁気単極子が対になっていない)。何でこういう間違った知ったかぶりをするのか。まあ、どうでもいいけれど。

この不埒な事情をハイゼンベルクは「不確定性原理」(uncertainty principle)と名付けて定式化した。ハイゼンベルク方程式という。

不確定性原理」はハイゼンベルク(の運動)方程式ではありません。先生、数式レヴェルできちんと理解していないでしょう。というか、現在では「不確定性原理」は修正されて、難しいのですよ。

こうして量子力学から「粒子の軌道」という概念が消え、

実際は消えていません(笑)。ま、これはちょっとむずかしい。
松岡正剛先生はいつもながらハッタリがひどすぎるな。よく恥ずかしくないものである。まあ、好きにすればいいのだけれど。


夜は AtCoder の過去問をやっていた。