こともなし

日曜日。曇時々晴れ。
昨晩は深夜まで起きていたので寝坊、朝起きたら九時でびっくりした。
 
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出窓のところのサボテン。
 
昼食は(袋入りの)高山ラーメン。テレビで熊野の山奥の映像を観ながら。
熊野古道もいまや外国人観光客ばかりだそう。わたしの家のあたりは観光客がわざわざ来るような場所ではまったくないので、平和だ。お隣の岐阜市も観光は鵜飼くらいしかないから、安心。岐阜県の観光というと、飛騨高山、合掌造りの白川村、下呂温泉など、飛騨地方ばかりだね。美濃に有名な観光地はあまりない。
 
53分散歩。



セイタカアワダチソウ


道路が通る。









サザンカ





カワセミが番(つがい)で飛んでいくのを見た。帰り、雨が降ってくる。
 
中村哲 思索と行動(下)2002-2019』を読み始める。
「二〇年におよぶ内戦の引き金が性急な近代化政策であったにもかかわらず、難民援助で殺到した西側の支援も、この点では五十歩百歩であった。開発によって『改善』されたのは、近代火器の供与で、大量殺戮が効率的に行われたことだけであった。東西の先進国の『国際援助』が、寄ってたかってアフガニスタンの破壊に貢献したと述べても、現場の証言者として、決して誇張だとは思えない。」(p.21, 2001)
「『もう、これくらいで放置していただきたい』というのが、一言で述べ得る感想である。現在のアフガニスタンの状況は、大の大人が寄ってたかって、瀕死の幼な子を殴ったり撫でたりしているのに似ている。この一年間、私たちにとって成果と言えるものは、『情報化社会』が必ずしも正しい事実を知らせず、むしろ、世界中に錯覚をふりまいて、その結果、私たちが振り回されることになるのを身にしみて知ったことである。無理が通れば道理が引っ込む。世界を支配するのは、今やカネと暴力である。」(p.30, 2002)
「世界には現実の虚像しか伝わらないこと、人間はどうしようもなく愚劣であって、自分の中で作り上げた小世界に基づいてしか生きてゆけないこと、傲慢と暴力、目先の豊かさとカネが世界を破壊しつつあること。そして、この自己破壊的な愚かさが、今や最終局面に近づいていること……」(p.39-40, 2002)
「三月のイラク攻撃反対デモで、日章旗星条旗ユニオンジャックと並んで焼き捨てられた。このようなことは、親日感情の強いアフガニスタンでは考えられなかった。実際、現地事情をを知る諸機関は、危機感を抱き始めている。」(p.58, 2003)
 

 
インスタントコーヒーと坂角総本舗のえびせんべい
いとしろ屋の草餅に、麦茶。この素朴でおいしい草餅は、このあたりの定番的な。
 
新番組!【雨宮処凛のせんべろ酒場】だめ連知ってる?(神長恒一さん)*再アップ* 20241031 - YouTube
観てめっちゃ楽しかった! 「まとも」ってこういうことだよね。まとも、楽しい!
 しかし、雨宮さんがいっていた(どこかで書いてもいた)、一周回って「だめ連」が先頭にいるって、確かにって感じがするな。資本主義で不幸になる人が多すぎる(もう、人類の半分近くが不幸になってるんじゃないか)。資本主義は肯定しても否定してもダメで、(まあ、いちおう否定はするんだろうけれど)そことはちがう場所へいく、という「だめ連」の態度は、実際アクチュアルだ。ま、それを肩に力を入れずにやっているところが、さらにすごい。わたしなんかはマジメなんだけど、マジメは時にしんどく、楽しくないからな。楽しい、ほがらか、だいじ。
 
夜。
夕飯は常夜鍋で、ほうれん草は自家産。豚肉は少し高い(100gで288円)ボーノポークにしたら、肉が香ばしくてめっちゃうまかった。
 
日本人の大部分は「見栄」を満足させるために一生を生きているような気がするな。だから、仲良くほがらかに生きられない。「だめ連」というのは、そこから降りる、という点で先端的なのだと思う。これ、ちょっと考えただけでむずかしいんだけれど、バカにされようが普段着の姿でラクにそうしているのがすごい。なかなか、バカとして生きられないよね。
 
 
『涼風』(2005)第13話まで観る。まだセル画アニメで絵ははっきりいってダサいし、作画のレヴェルも古くさくて低いが、やめられなくて2クールアニメの1クール分一気観した。クールで気持ちを滅多に顔に出さない涼風(すずか)ちゃんの、本心の微妙な、少しずつの変化が丁寧に描かれている。展開はテンプレ的で、萌果(ほのか)ちゃんが積極的に出て、それを見てしまった涼風がどうするか、みたいな。まあ、このままだとふつうは身を引いちゃうのだろうが、それだとドラマにならないからな。先が気になる。