尾崎翠『第七官界彷徨』

晴。のち曇。

NML で音楽を聴く。■バッハのパルティータ第二番 BWV826 で、ピアノはシュ・シャオメイ(NMLCD)。

大垣。ミスタードーナツ大垣ショップ。ホット・セイボリーパイ フランクフルト+フレンチクルーラーブレンドコーヒー494円。ミスドはひさしぶり。調子があまりよくなかったので、コーヒーをおかわりしてぼーっとしていた。"So Much in Love" が流れていました。DJ が 1982年だって言っていた。まったく、こんなおっさんをよろこばせてどうするのって感じ。

 

通院治療。副作用がひどすぎてさすがに元気がない。
図書館に寄る。

NML で音楽を聴く。■ショパンの四つのマズルカ op.6、五つのマズルカ op.7 で、ピアノはニキタ・マガロフNML)。

ショパン:マズルカ集

ショパン:マズルカ集

ブラームスクラリネット・トリオ op.114 で、クラリネットは松本健司、チェロは藤森亮一、ピアノは横山幸雄NML)。なかなかいい演奏。
アパッショナート

アパッショナート

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第三十番 op.109 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリスNML)。現代を代表するピアニストのひとり、ピリスによるベートーヴェンである。僕はピリスとあまり相性がよくないが、この演奏はさすがにピリスである。多少もの足りない部分もないではないが、やはりここまで弾けるピアニストはめったにいない。ちなみに、車の中ではよくピリスのモーツァルトを聴いている。
Maria Joao Pires: Complete Solo Recordings

Maria Joao Pires: Complete Solo Recordings

最近こういうの流行っているの? 結構おいしい。

NML で音楽を聴く。■ブラームスの三つの間奏曲 op.117 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリスNML)。■シューベルトの「楽興の時」D780 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリスNML)。こういう簡素な曲はピリスの美質が際立つ。すばらしい演奏だと思います。


尾崎翠第七官界彷徨』読了。おもしろかった。私はこのような何の役にも立たない文学が大好きである。(世の中には、文学は役に立つ、文学は「実学」だとされるお方もおられるが、私とはあまり関係がない。)幻想小説? むしろ、ナンセンス文学の部類か。いくら時代遅れになろうが、私にはモダニズムへの愛好癖があるようだ。かつての日本の貧乏くさい世界から、モダニズムを抽出する。おもしろいマジックだと思う。本書は長らく忘れられていた小説のようであるが、やはり残るものは残るのだ。ちくま文庫には尾崎翠集成があるようで、不明を恥じまする。

第七官界彷徨 (河出文庫)

第七官界彷徨 (河出文庫)