こともなし

晴。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタハ長調 K.46d、ヘ長調 K.46e、第一番 K.279、第二番 K.280 (クリストフ・エッシェンバッハ)。

Mozart: The Piano Sonatas

Mozart: The Piano Sonatas

スカルラッティソナタ K.140、K.141、K.142、K.143、K.144(スコット・ロス参照)。■プラッティ:フルート・ソナタ第五番ハ長調 op.3-5 (ウォールベリ、参照)。こんなのでも得るところがあるのだよなあ。音楽って不思議だな。

澁澤龍彦が、自分は中心と周縁という考え方を好まない、至るところに中心はあると書いていたが、自分もそれに賛成だ。山口昌男理論は確かに様々なところに適用可能な、有効な理論であるが、自分には根本的になじまない。自分はさらにいえば、中心を消したいくらいである。ゆえに周縁もない。あくまでも理想的な極限においてだが。
球には確かに中心があるが、球面には中心はない。そんな感じだろうか。僕は浅田彰さんが軽蔑するところの透明球体に(も)敢て挑戦したいのだが、なかなか自分ごときでは容易でない。

夕方から雨。夜、仕事。
指令により某所の高校生の大学受験を、もう終わりまで一〇日間ほどだが、集中して見ることになったので、ちょっと忙しくなる。それにしても受験は大変ですな。じつのところ自分は受験なんかあんまり気にするなと言いたいのであるが、世間では受験をあまりにも重大視するので、僕のような者のところに話が回ってきたりする。別に一度受験を失敗するくらい、命を取られるわけでもなし、大したことではないし、そもそも人生だって大したことないのであるが、まあそんな勝手なことばかり言っていても誰も賛成してくれないし、何だかよくわからない。まあ、僕のような人生の「敗残者」が居るとホッとする人たちもいるようで、まことにめでたいことである。まあ、こんなことはマジメな高校生には言いませんけれどもね。
といいつつ、このところ mathnb さんが書き込んでおられる今年の東京大学の問題も見ていないという…。へーと思いますね。共通接線の問題は結構むずかしそう。本日のコメント欄にあるのは、文系向けのせいか簡単なようですね。ちょっと見てみないといけないかなあ。ちなみに、mathnb さんの改作の方はむずかしそうだな…。
とりあえず
  入試問題と解答例(2018年解答速報)| 代々木ゼミナール
から、今年の東京大学京都大学の数学と物理の入試問題をダウンロードしました。そのうち見ておこう。