晴。
音楽を聴く。■モーツァルト:シンフォニア・コンチェルタンテ変ホ長調K.364(ムター、バシュメット)。この曲を聴くのはたぶん初めて。まだわかった気はしない。終楽章はちょっと好みかな。■ドホナーニ:ピアノ五重奏曲第一番op.1(タカーチSQ、シフ)。Wikipedia。あまり面白い曲ではないのだが、だからと云って聴いて損したということにはならないので、妙だ。第三楽章はちょっといい。全体として、保守的なロマン派。
- アーティスト: Dohnanyi,Schiff,Takacs Quartet
- 出版社/メーカー: Polygram Records
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ『自発的隷従論』読了。ラ・ボエシはモンテーニュの親友として知られている人物で、若くして亡くなるのであるが、このような論文を残していたとは知らなかった。内容はとても興味深く、何故に多数者は少数者に隷属するか、という問題を扱っている。フランスでは細々とながら読み継がれてきたらしく、シモーヌ・ヴェイユやピエール・クラストルが、この論文に触発された文章を書いているくらいだ(いずれも本書所収)。北朝鮮などを見てもわかるように、本書の主題は今となってもまったく古びていない。いや、現代日本においてすら、果して関係ないと云えるだろうか。じつに、シブい本が文庫化されたものだ。
- 作者: エティエンヌ・ド・ラ・ボエシ,西谷修,山上浩嗣
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 文庫
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- 作者: 広江克彦
- 出版社/メーカー: 理工図書
- 発売日: 2007/03/28
- メディア: 単行本
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現代日本は格差社会ではないのか? 例えば、年収二〇〇万円以下の世帯が、全体の五分の一以上を占めているという事実。これをどう解釈するべきか。安売りが目玉のスーパーなんかへ行けば、すぐに気が付きそうなものだが。まあ、金持ちのまわりには金持ちが集まるし、貧乏人のまわりには貧乏人が集まるのだ。見えない人には見えない。
しかし、貧乏人ほどよく勉強する、という世の中にしたいものだ。まず容易なことではないが、隗より始めよという言葉もあるしな。
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仕事から家に帰ったら、猫いなかった。気が重かったので、正直言ってちょっとホッとする。元の飼い主が見つけて、連れて帰ったというシナリオが一番いいのだが。
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大栗博司先生の「ベイズの定理」についての話。とてもおもしろい。
http://www.gentosha.jp/articles/-/375