こともなし

晴。
 
朝六時台の花たち。

紫苑。

ニラの花。

芙蓉。

ヤブラン
 
スーパー。プリペイドカードのチャージ。
研ぎ師さんの来る日。包丁をもっていって研いでもらう。880円ってのは、高いのか安いのか。
 
昼。暑い。
自室の椅子の上に乗せるクッションと、椅子の下に敷くマットレスが古くなったので、アマゾンで注文したもの、落手。さっそく取り替える。
 
ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。ポン・デ・いちごみるくチョコクランチ+ブレンドコーヒー495円。
 なんか最近あまり読んでいないようなものを読もうと思って、未読本の書架から島田雅彦『彗星の住人』(単行本2000、文庫本2007)を手に取った。どうやら「ブ」ではなく、「無限カノン三部作」をすべて文庫新刊で買ったものらしい。まだこの頃は、新刊書店で小説を買う気があったのだな。島田雅彦、いまだ時々名前を見かけるような気がするが、よくは知らない。現在の文壇の長老、ってイメージだ。
 わたしは島田雅彦の小説が、昔からとりわけわからない。本書も、著者がこれで何をしたいのか、さっぱり見えてこない。退屈で、ひどく眠くなってくるが、がんばって読む。ただ、文体は特異な射程をもっているし、それなのにこれほど意図が読めないというのが何となく興味深く、それで読んでいけるところがある。なんとか160ページ読んだ、本書の三分の一くらい? もちろん島田雅彦を disる気はまったくなくて、このつまらなさは、自分がいけないのだろうなと思う。
 
夜。
中秋の名月だそうで、こうきれいに見えるのはめずらしいんだそうである。もともと長雨の季節だから。でも、中秋の名月だってことに気づかずに、団子も(里)芋も買ってこなかったな。わたしが子供の頃は、縁側に小さな机を出して、(里)芋をお供えし、芒(ススキ)や紫苑をあしらったものであるが。それをわずかに覚えている。
 
U-NEXT で『君の名は。』(2016)を観返してみた。やっぱりよく出来ているな。ただ、106分しかないので、展開が随分と速い。これが1クールアニメだったら、入れ替わりながら二人の気持ちが近づいていくのをもっとじっくりと描くだろう。まあ、でも、いい作品。絵も超絶きれいで、大ヒットしたのも頷ける。新海誠監督の作品では、やはりこれがいちばん好きかな。

ヒロインが住んでいるのが岐阜県飛騨地方の架空の村だというのは、県民として地味にうれしいかな。あまり強調はされていないけれど、岐阜弁だし。飛騨古川が聖地として特に有名。