小沢一郎裁判に関して、二三のこと

非常に興味深い。
検察審査会の実態調査を目的とする法務委員会秘密会の開催について(要請)
元特捜検事が虚偽の捜査報告書
陸山会事件、捜査報告書虚偽記載の検事不起訴へ
このブログは凄い。もう一度リンクを貼っておく。メディアに依存せず、ここまで出来るとは。いや、メディアに関係していなかったからこそ、出来たのだろう。メディアの腐敗ぶりも、逆に照射している。こういうことは、ネットがなかったらとても考えられなかった。新聞・テレビ・雑誌などでくだらないコメントをしている「知識人」などには、到底不可能なことである。
一市民が斬る!!
しかし、いろいろなブログを見ていても、確率的に云って、小沢事件に興味のある人はほとんどいないのだな。だいたい、小沢一郎というと、犯罪者で腹黒い政治家だろうと思っている人が多いのだろうな。自分の周りでも、小沢一郎の顔を見ているだけで腹が立つ、という人もいる。まあ、そもそも政治に興味がないのだろうし、あればあったで、精々テレビや新聞の記事で作られる印象で判断するのだろうな。テレビや新聞の記者が、いかに無知で傲慢かということも思わないのだろうな。読書家の人でも、自分にはそんな「印象」である。これは、自分の無知か傲慢のせいなのだろうか。
 もう少し書いておくか。いま、消費税の増税は最悪だと明確に主張している政治家は、与党では小沢一郎とその一派だけである。(亀井静香もそうだったが、彼は与党から放り出されてしまった。しかし自分は、亀井は気骨のある政治家だと思っている、というか知っている。)野田首相はと云えば、彼がかつて、消費税の増税は景気を冷え込ませるだけで何にもならないと、正しい主張を国会でしていたことをどれくらいの人が知っているのだろう。しかし、財務省に洗脳されて、いまは官僚の言いなりである。自分の言っていることを、本当には理解していなかったのだな。で、増税を、自分の政治生命まで賭けてやるそうだ。それを、国民もどうやら支持しているようである。かつて日本の進路を決定的に誤った近衛内閣が、国民に圧倒的な支持を受けていたことを思い出す。玉砕か。国民が望むなら仕方のないことだが。小沢自身も繰り返し、国民のレヴェル以上の政治家は出ないと言っていることも、ちょっと思い浮かぶ。もうあまり繰り返して云いたくないようなものだが、消費税の増税で税収は増えないのである。(過去の消費税の導入、増税でも、全体的な税収は増えていない。景気には確実に悪影響があった。)また、日本の国債は破綻しない。これらは、学問的にわかっていることで、100%だとは云わないが、まずこうなる。それくらいには、今の経済学ははっきり示す能力がある。