町田康『餓鬼道巡行』

晴。青空がきれいだ。
レンタル店。
図書館から借りてきてもらった、町田康『餓鬼道巡行』読了。下らなくも笑える。マンネリなのだがね。しかしこの文章、完全に出たとこ勝負だな。構想とかなさそうだ。西宮大策の写真は平凡。

餓鬼道巡行

餓鬼道巡行


滋賀県嘉田由紀子知事の新党に、国民の生活が第一が解党して合流。小沢一郎は一兵卒で、亀井静香も合流らしい。坂本龍一や京セラの稲森会長他が支援とか。自分としては何とも楽しいことになってきた。小沢さん、一兵卒ですか。一時は引退も考えたそうだが、何とも小沢さんらしい。しぶといねえ。まあ、現実的にはどれだけ所属国会議員の落選を食い止められるかどうか、といったところだろうが、そんなことはいいのだ。こんなにワクワクする展開になるとは思ってもみなかった。しかし、何で俺はずっと小沢さんが好きなのかなあ。我ながら奇妙だ。君子豹変ではないが、小沢さんって表面的には結構変わるのだけれどね。でも、根本はちっとも変らないのである。小沢さん以外に日本に政治家はいないとか、そんな風に思うわけではないが、いつも身の振り方が、一々自分のツボに嵌まるのだよなあ。この人はこれまで、国民的な嫌悪(小沢一郎は悪の金権政治家なんだって。日本人よ!)と異様な妨害が多くて、充分に力を発揮できたことは一度もなかっただろう。引退もそう遠くないではあろうが、できるだけ頑張って欲しいと思う。
 それから本日付けの朝日新聞朝刊(名古屋本社版)だが、今ごろ消費増税のデメリットを挙げてどうするのだ。法案が通過する前は、あんなに増税賛成だったではないか。昔のことは読者は覚えていないとでも思っているのか。文化欄も本当にダメになった。だいたい、三十代で年収が一千万円を超えるとか、給料を貰いすぎだし。そんなので反骨精神が養われる筈はないし、牙を抜かれるに決っている。ニューヨーク・タイムズの記者だって、それより遥かに少ない給料である。ジャーナリストが高給を取ろうという発想が間違っているのだ。金が欲しかったら、他の職に就きなさい。