羽田正『新しい世界史へ』/渡邊二郎編『ハイデガー「存在と時間」入門』/ヘーゲル『法の哲学1』

曇。
羽田正『新しい世界史へ』読了。著者は、ヨーロッパ中心的、「〇〇中心的」史観を排し、「地球主義的」な歴史が書かれねばならないと主張する。このような主張がなされるのは、経済のグローバル化と決して無関係ではない。また、本書の主張するような「新しい世界史」は、無意識的にせよ、経済のグローバル化に根拠を与えるだろう。まあ、それは仕方のないことかも知れない。経済のグローバル化は、良かれ悪しかれ、もはや止めることはできないのだから。

新しい世界史へ――地球市民のための構想 (岩波新書)

新しい世界史へ――地球市民のための構想 (岩波新書)

渡邊二郎編『ハイデガー存在と時間」入門』読了。
ハイデガー「存在と時間」入門 (講談社学術文庫)

ハイデガー「存在と時間」入門 (講談社学術文庫)

ヘーゲル『法の哲学1』読了。
法の哲学〈1〉 (中公クラシックス)

法の哲学〈1〉 (中公クラシックス)