晴。
林健太郎『ワイマル共和国』読了。古い本で、今は学的にさらに進歩しているだろうが、それはそれとしてよく出来ている。近代の政治において、大衆(群集)がいかに大きな役割を占め、それがまた非合理的に、ほとんど「脊髄反射的に」状況に反応するかを思った。それは、今の日本でも変らない。例えば「世論調査」の気まぐれぶりを見よ。また、大衆の非合理性は、マスメディアの無責任な破廉恥ぶりとも関係している。大衆の一人として、心すべきことだと思われる。
ワイマル共和国―ヒトラーを出現させたもの (中公新書 (27))
- 作者: 林健太郎
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1963
- メディア: 新書
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あまり調子が良くない。まだまだ未熟だなあ、と思う。