「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」(2025)を観る

日曜日。曇。
これでいちおうコロナの自宅待機期間が終わり、晴れて解放というところだが、体調がすっきり元どおり、というわけにはいかないな。でもまあ、朝食は昨日よりおいしく食べられたし、少しずつ回復していることはそのようだ。ほんと、なかなかに厄介であったな、コロナ罹患は。
 
昨日中沢さんを読んでいて知ったが、縁起によってすべてが繋がり合うのは、あらゆるものが自性をもたない、つまりは空(くう)であるから、ということである。なるほどな。ちなみにこれは、ナーガールジュナのいったことだそうで、ナーガールジュナはその論理(テトラレンマ)が有名であるが、きちんと体験的に覚知していたわけだ(当たり前だが)。これが、華厳の思想に繋がっていく。
 華厳においては「縁起」による事象の相互関係が抽象化されて基礎になっているが、このような抽象化は、大乗仏教による「縁起」の「再発見」によるものだそうである。もちろん、古くからの伝承においても「縁起」の考え方はその重要性が認識されていたのではあるが、もともとのブッダの思想においては、それはごく素朴なものだったらしい。それが、華厳にまで至るとその概念が、徹底的に考え抜かれていく。
 
外でモズ君が高鳴きしている。(07:12)
 
劇場アニメ「青春ブタ野郎はディアフレンドの夢を見ない」制作決定PV|2026年劇場公開! | YouTube
来年の劇場版で「青ブタ」完結かー。楽しみじゃ。
 
NML で音楽を聴く。■ドビュッシー前奏曲集第二巻で、ピアノはパスカル・ドヴァイヨン(NMLCD)。聴いていたら途中で NML のサーバが落ちて聴けなくなった。なんか調子悪いな、NML のサーバ。しばらくしてから続きを聴く。
ドビュッシーの「版画」「喜びの島」「夢想」「ベルガマスク組曲」「二つのアラベスク」で、ピアノは辻井伸行NML)。アルバム一枚を一気に聴く。なんという美しい音だろう! それにしても、現在の「一流」というものからすら、二段も三段もレヴェルが高いな、辻井君は。(信じがたいことに)現代でも超一流ということが可能だということを教えてくれる、奇跡的で稀有な存在。

 

 
昼から一時間ほど散歩。散歩は 6.13 以来。

あちこちで便りは聞いていたが、ようやく彼岸花を見ることができた。いまちょうどいいとき。


アレチハナガサ(荒地花笠)。

月見草。



もう水路に水はない。



銀杏。







ママコノシリヌグイ

ニラ(韮)群生。
 
夜。
雨。風呂場の小さな窓を開け、雨音を聞きながらお湯に浸かる。
 
青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』(2025)第13話(最終話)を観る。2期完結。でも、霧島透子の謎は結局解決しなかったな。最後、これも謎の、ランドセルを背負った小学生の麻衣さん。あとは来年の劇場版ですべて完結、「青ブタ」おしまい、ということか。
 劇場版が三作続いたあとのひさしぶりのテレビ版2期で、もう「青ブタ」の新作を観られるだけでうれしかった。迷えるシンガー篇は小手調べって感じだったけれど、ナイチンゲール篇もマイスチューデント篇も「青ブタ」らしくてとってもおもしろかったし。そして、タイトルでもあるサンタクロース篇は、サスペンス的な緊迫感があったな。
 しかし、なんで最後のシーンは美東と一緒なんだ? 絶対、次の劇場版に関係していると思う。

 
『薫る花は凛と咲く』第12話を観る。海回。昴ちゃんのえー話やなーってしみじみしてたら、凛太郎君、マジですか、和栗さんにいっちゃいましたか……。リア充だ。。。