雨。
NML で音楽を聴く。■シューマンのピアノ・ソナタ第二番 op.22、メンデルスゾーンの 三つの練習曲 op.104b、ブラームスのピアノ・ソナタ第二番 op.2 で、ピアノはエディス・フィッシャー(NML)。
エディス・フィッシャー(1935-、現在90歳)は初めて聴く。チリ出身のピアニストで、クラウディオ・アラウに師事したという。あとは日本語検索で特に何も引っ掛からない。英語の Wikipedia には立項されている。
ロマン派の大作曲家たちの、比較的マイナーな曲を集めたアルバムで、どれもなかなかいい演奏だと思う(Amazon Music Unlimited で聴けるようです)。ブラームスの若い頃のソナタは既に充実した曲だが、そんなに頻繁には聴かれないでしょう、これは好演だと思う。シューマンもうまく演奏するのはむずかしい曲だと思うが、わたしは満足した。メンデルスゾーンは初めて聴いたが佳曲佳演。

■バッハのフランス組曲第四番 BWV815、第二番 BWV813、第六番 BWV817 で、ピアノはロシェル・セネット(NML)。ピアニストについては不明。いわゆる「黒人音楽」とバッハのフランス組曲を混ぜこぜにして聴かせるアルバムらしい。バッハをちょっとだけ聴いた限りでは、(バッハに関しては)むしろおとなしい、オーソドックスな演奏で、さほど個性的、ってのではないという印象。聴きやすく、悪くはない。

■アンドレ・カプレの フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴットとピアノのための五重奏曲で、演奏はレ・ヴァン・フランセ(NML、CD)。アンドレ・カプレ(1878-1925)は検索すると、ドビュッシーの友人で、彼を助けた作曲家として結構出てくるから、そちらを参照されたい。わたしは初めて聴く。

強い雨が降ってるなあ。
昼。
(備忘録。イスラエルがシリアの首都ダマスカスを空爆。これからどうなるかはわからないが、ネタニヤフ、やりたい放題だな。アサド政権が倒れ、暫定政府が国の安定化を進めている最中、ようやく安寧な暮らしが戻ってくるかと思っていた、シリア国民にはショックだろう。)
図書館から借りてきた、ジャック・デリダ『メモワール ――ポール・ド・マンのために』(邦訳2022)にざっと目を通し終えた。わたしごときにはほとんど何もわからなかったが。
橋本治『ひらがな日本美術史4』に目を通し始める。橋本治はじつは、「ホンモノがわかるのは世の一部だけの人間であり、私はそれだ」と繰り返しいっている。本書を読んでいると、わたしはホンモノがわからないニセモノである、ということが痛感されるのであるが、さて、ニセモノはいくら頑張ったってホンモノにはなれない。しかたがないよね、って思う、残念だが。ま、ニセモノはニセモノなりに、沈黙して、自分だけで楽しんでりゃいいのだ、というか、それしかないよね。
しかし、橋本治は何でもわかってしまうなあ、で、それをまあペラペラとよくしゃべる。理屈がいくらでも湧き上がってくるかのようだ。わたしは、全然わかんないなあ、時々、なんとなく、わかったような気(=錯覚)がするだけだ。
ブログ本(2025.4.1~2025.6.30)に一通りすべて目を通した。自分で「まあまあだな、こんないいこと、書いてたのか」とか思っているのだから、世話はない笑。何もする気がしないと、自分のブログ本を読むこと、たまにある。これも供養である。
夜、早寝。
