土岐市美濃陶磁歴史館と岐阜県現代陶芸美術館へ

暖かく(17℃にもなりました)いい天気なので、家族で東濃(美濃東部)へ行ってきました。
 
九時半に出発、国道21号をずっと東へ 50km ほど、一時間半で土岐市美濃陶磁歴史館に到着。

東濃は陶器の生産が盛んなのですが、もとは15世紀の終わりから30年間あまり、この土岐市のあたりで作陶が行われていました。岐阜県出身の陶芸家・荒川豊蔵の発見が元になってわかったものです。平成になってから大規模に発掘され、陶器破片など2000点以上がまとめて重要文化財に指定されました。それを見せてくれる展覧会へ行ってきた、というものです。


わたしはこの素朴な茶入れが気に入りました。


この破片感がとってもよかったです。日本文化の素朴・地味で、薄汚れてゆがんでおり、よくいえばシブい、そういうところが好ましい感性というのは、深いところでいまもあまり変わらないんだなと、みずからかえりみて感じました。
 

陶磁歴史館から歩いて5分くらいのところに、方墳(乙塚古墳)がありました。立派な石室をもちます。古代このあたりを支配していた豪族のもので、既に大和朝廷と結びつきがあったということですね。隣に円墳が付随しています。
 
昼食のため、道の駅 土岐美濃焼街道 どんぶり会館へ。


歩道橋の上から、遠くに御嶽山を望む。同じところを見ていた御老人と、ちょっと会話をかわしました。昼食はわたしは天ぷらそば。売店で北海道産の刺身しょうゆを買ってみました。がごめ昆布、というのを使っているそうです。
 
まだ時間が早いので、多治見市の岐阜県現代陶芸美術館を訪れました。ここは以前にも来たことがあります。

駐車場からのアプローチ。サウンドスケープの思想なのか、音楽が流れていたり、声が反響したりします。

館内。右がミュージアムショップ、奥が美術館です。

フィンランド・グラスアート展と、ムーミンの食卓とコンヴィヴィアル展というのをやっていました。1100円。
グラスアート展は撮影可だったので、その一部をどうぞ。








ムーミン展はあまり興味がないので、さらっと流してきました。あーもったいないと思われる方もいるかも。

館内。

外部の建築構造。
すべて観終えて、二時半くらい。やっぱりゲージュツはちょっと疲れる、さっさと帰宅しました。四時前到着、曇ってきました。明日は雨らしい。
 
なお、きわめてどうでもいいが、どこへいっても「やくならマグカップも」のポスターが貼ってありました笑。アニメ2期まであるらしいので、そのうち U-NEXT で観てみるか。いやいや、岐阜県が舞台のアニメは、まだまだ先に観るものがあるか。東濃なら、まず「のうりん」を観ないとだろうなあ。