「人間らしい感情」とロジック

曇。夜のあいだに雨が降ったらしい。
 
しょぼしょぼとした雨。スーパー。寒いけれど、この時期に雨というのだから、それだけでまだ暖かいのだろうな。
 
昼。
ブログ本(2023.10.1~2023.12.31)落掌、半分くらい読み返してみる。文体はまだまだダメだが、それなりに読めないこともないなと思う。うぬぼれすぎか。
 
 
珈琲工房ひぐち北一色店。
岡真理『ガザに地下鉄が走る日』の続きを読む。第七章の途中まで読んだ。言葉を失う。
ひとつだけ。今回のパレスチナ紛争でも、発端はハマスの「テロ」であり、それに対してイスラエル自衛権を主張し、(日本も含む)西側諸国はそのようなイスラエルを支持している。しかし、イスラエルパレスチナ人がそう行動するしかないよう、これまでも仕向けてきた、ということだ。自分たちが非難されることなく、ジェノサイドを行うために。そしてそれは、いかにそれが事実でも、決して「証明」ができるようなことではなく、言葉とロジックでは「イスラエルの自衛」の主張を崩すことができない。そういうことが、これまでも散々なされてきたのであり、今回でも、同じことが繰り返され、その度に何も変わることがない。そして、延々とパレスチナ人は、殺され続けるのである。
 パレスチナ人を殺すのは、じつはイスラエルだけではない。パレスチナ人難民は周辺国にも厄介者であり、例えばレバノンでもパレスチナ人虐殺が過去に起きている。
 しかし、人間というのはこんなことが平気でできるし、それを正当化さえできる。まったく、言葉を失うしかない。
 読書から我に還ってみると、日本の平和が信じられないような気がする。それ(日本の平和)は、決して悪いこととは思えない。ただ、我々の無知が「犯罪への加担」でないとすれば、のことだが。
 
いったい、我々に「人間らしい感情」なんてものがあるのか? それはロジック(自己正当化)に敗北する。理性とロジックの時代。
論理が感情を圧殺すること。それはよいことだとされている。
 

 
夜。何か寒い。
 
『不徳のギルド』(2022)第12話(最終話)まで観る。とことん下らない作品だと思ったが(褒め言葉)、第7話あたりからちょっとシリアスもあって、意外におもしろくなったな。ギャグというか、困惑するキクルのツッコミも悪くない。話、下らなさすぎて笑っちゃうのがいいよね。こういうの、嫌いじゃない。