晴。いい天気。
スーパー。肉屋。
現在ヒマ人のやるべきは、軽躁と鬱を往復する現在社会の根底に達するということかも知れないな。労多くして報われない仕事でありそうである。
ごろごろ以外何もせず。
球体の統合。
夕方、ジョン・ケージのプリペアド・ピアノのための曲集を寝ころがりながらBGMとして聴いていたのだが(かつての前衛の資本主義的消費の一例かも知れない)、なかなかおもしろくてほとんど最後まで聴いてしまった。全部で一時間半くらいかな。途中、防災無線からドヴォルザークの「家路」(正しくは何というのか知らない、交響曲第九番第二楽章の旋律)が流れてきて、なかなか妙な音響空間だった。夕方五時になると、市の防災無線で毎日流すのである。
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夜。
「魔法少女まどか☆マギカ」最終話まで見る。以下激しくネタバレあり、ネタバレすると見る意味が激減するアニメなので注意。
魔法少女まどか☆マギカ Blu-ray Disc BOX(完全生産限定版)
- 発売日: 2013/12/25
- メディア: Blu-ray
このアニメはいわゆる「セカイ系」の作品としての特徴をもつと思うが、わたしは基本的に、自分の近くにいる一見平凡な人間が世界(あるいは宇宙)の運命と直結しているという「セカイ系」が苦手だ。いまでは「お約束」としてもはや平凡にすらなった形態だが、想像力としてあまりにも幼稚だと思う。わたしにも「セカイ系」的想像力が確実にあるから、余計にそう思うのかも知れない。でも、「幼稚」とかいったらアニメなど見られないのも確か。
しかし、エンタメにハッピーエンドを求めるわたしこそが幼稚だといわれれば、確かにそうというしかないかな。古くさくも、「感情移入」とかいっちゃってるし。わたしは感情移入で小説もマンガも読むし、アニメも見ます。正直言って、社会のこれこれを暗に表現してます的、社会形態の象徴としての構造とか、さほど興味がない。
でもこの作品、著名人たちによる評価だけでなく、一般にすごく人気があるのだよねえ。それを考えると、わたしには何かわかっていないところがあるのだな。というか、わたしはそもそも時代遅れなのでした。