晴。
@rui314さんが、「プログラミングで書きたい部分はコードの一割か二割くらいで、残りは退屈なコードをひたすらガシガシ書いていかないと本当に作りたいものはできない」(適当にまとめました)みたいなことを書かれていて(参照)、一流のひとはいうことがちがうなと思った。彼のいいたいのは、そういうつまらない部分をガシガシ書いていけるかどうかがプログラマの能力だということである。何でもプロというのはそういうことろがあるのかも。それからいうと、自分はプログラミングに限らず全領域で使えないド素人だと思う。また、そういうところをかなり意図してやってきたのだなと思った。
ちなみに @rui314 さんは Cコンパイラをフルスクラッチで 40日間でセルフコンパイルできるところまで作り上げた(参照)という圧倒的な実力の持ち主で、Qiita の Go 関連の記事でも啓蒙的なよい文章をいくつも書かれている。いまはアメリカの Google で働きながらスタンフォードの学生をしておられるようで、時々大学での授業の話を書かれているが、それはため息の出るようなレヴェルだ。本当にすごいひとはいるものだなあと思う。
しかし、そのスタンフォードの授業の話を読んでいると、自分にはあまり関係のないことながら、日本は大丈夫なのだろうかとつい心配になってしまう。自分は素人の気安さもあってソフトウェア・エンジニアのどうでもいい話を読んだりするのがわりと好きなのだが、「これはすごい」と思うより「こんなことでいいのかな」と思う方が多いような気がする。日本の情報技術関係の大学の最高峰はどこなのか、それは例えば東大なのか知らないが、たぶんスタンフォードのそれとは比較にもならないような気がする。気のせいならいいのですが。プロのプログラマでも、日本では超素人の自分レヴェルくらいの人が結構いそうで、コワい。皆んなフレームワークどうのばかりではなくて、計算機科学やアルゴリズムくらいちゃんと勉強しましょう。
しかし、そのフレームワークのレヴェルでも、日本人が作ったみたいなフレームワークが話題になることはほとんどないと思う。別にどこの国の人が作ったものでもいいのだが、それでも日本人の作った何か、フレームワークでも言語でもいいけれど、が僕程度でも知っているくらいメジャーになることがどれくらいあるのか。ほんと、Ruby 以外何があるの?といいたくなる。まあ素人の見当ちがいの発言であればいいのですが。
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ここのサイトの「絶対左折禁止」という迷路を Ruby で解くことに熱中。ヒマ人。