ふたたび無職に

晴。


モーツァルト弦楽四重奏曲第十七番 K.458 で、演奏はハーゲンQ。見事な演奏。


バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番 BWV1006 で、ヴァイオリンはアルテュールグリュミオー


マーラー交響曲第四番で、指揮はクラウディオ・アバドグスタフ・マーラー・ユーゲント管弦楽団アバドマーラーを聴くのは人生の主要目的のひとつであり、この演奏も期待に違わなかった。最近長い曲を聴いていなかったので集中力が保つかと思われたが、なんとか大丈夫でした。オケはユース・オーケストラであり、動画を見ているとじつに皆んな若い。自分はオーケストラの技量を客観的に判断できるほど音楽がわかっているとはいえないが、それでもよくやっているのは明らかだ。すばらしい視聴体験でした。

思い出は記憶の主語であると思うが、さて、思い出があるというのはいいことなのだろうか。思い出はあるいはなつかしく、あるいはつらいものであろうが、思い出すというのはどちらかといえばつらくて残酷なことのように思う。すべてを忘れてしまった人間は、ある意味幸福なのではあるまいか。と「ドキュメント72時間」を観ていてつらつら思った。

昼から仕事。この仕事も今日でおしまい。これで長いこと見てきた奴らともお別れなので、ちょっとさみしい。さて、これで無職だ。これからどうするかな。


フィッツジェラルドの『夜はやさし』を読み始める。以前に角川文庫の復刊で入手した訳をもっているのだが、訳が自分に合わなくて途中で棒を折っていた。いま読んでいるのは図書館から借りてきた新訳。