晴のち曇。
音楽を聴く。■モーツァルト:弦楽四重奏曲第十七番K.458(ターリヒQ、参照)。■ブルックナー:交響曲第四番(チェリビダッケ、参照)。ふぅ、しんどかった。素晴らしいのだけれど、いかにも長いね。ブルックナーは、自分の感性に欠けている。■ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第九番op.117(エマーソンSQ、参照)。■シューマン:トッカータop.7、子供の情景op.15、ベートーヴェンの主題による練習曲、アベッグ変奏曲op.1(ル・サージュ、参照)。このクオリティの高さは何だろう。技術や解釈もそうだが、何と言ってもル・サージュはシューマンの「幻想」を表現できるのが素晴らしい。これは、どんなピアニストにでもできる技ではなく、これが欠ければシューマンではないのだ。最初はトッカータを聴こうと思っていたのだが、ずるずる聴いてしまうくらい魅力的なわけである。「子供の情景」とアベッグ変奏曲、特に後者が素晴らしい。シューマンが「作品一」にしただけのことはある。なお、「ベートーヴェンの主題による練習曲」は初めて聴く曲で、滅多に演奏されないと思うが、ル・サージュで聴く限り、そんなにつまらぬ曲とは思えなかった。充分魅力はあると感じた。
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ピンカス・ギラー『カバラー』読了。入門書。記述はバランスが取れているのではないか。
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