曇。
今日からまた早朝出勤。
音楽を聴く。■バッハ:ソナタBWV1020、BWV1022、フーガBWV1026(ムジカ・アンティクァ・ケルン、参照)。■メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第二番op.66(ニコラス・アンゲリッチ、カピュソン兄弟)。これは名演。何という生き生きとした演奏! アンゲリッチってよく知らないピアニストだが、躍動感に溢れている(アルゲリッチではないんだよね?)。室内楽好きなら、ルガーノ音楽祭のディスクを聴かないという手はないよ。
Live From the Lugano Festivals 2005
- アーティスト: Martha Argerich
- 出版社/メーカー: EMI Classics
- 発売日: 2006/05/17
- メディア: CD
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- アーティスト: Fryderyk Franciszek Chopin,Artur Rubinstein
- 出版社/メーカー: RCA
- 発売日: 2001/12/25
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図書館から借りてきた、吉増剛造『ブラジル日記』読了。
ブラジル日記 (Le livre de luciole (32))
- 作者: 吉増剛造
- 出版社/メーカー: 書肆山田
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
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本書を読んでいて、少子高齢化の問題もむずかしいなあと感じた。養老先生は直接書いてはいないのだが、先生によると、昔は子供は「授かりもの」だったという。これも人為的なコントロールをしていなかったのだが、今や子作りは経済的合理性の問題になった。しかし、経済的合理性の問題となると、結局子供を作らない方が、合理的になるのではないだろうか。だから、日本人が子作りを経済的合理性の問題だと考えるのをやめないかぎり、少子化の流れは止まらないのかも知れない。いや、養老先生がこう書いているわけではないので、誤解されないように。
養老先生の新書はよく「ブ」で108円で売っているので、それを拾ってくると本当にためになる。語り口がやさしいからといって、かしこい人が馬鹿にしているからといって、中身を侮ってはいけない。本当に考えている、数少ない人のひとりである。恐るべき「知」の野蛮人だ。
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2003/08/02
- メディア: 新書
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- 作者: 玄侑宗久
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/11/17
- メディア: 文庫
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