浄水公園・関の刃物会館へ/シェイクスピア『マクベス』

振替休日。晴。
2013年春_22いい天気なので、昼から久しぶりに父の運転で外出。まず、出来たばかりの「各務原大橋」へ。川島と結ぶ橋で、そのまま進めば「思いやり橋」(車が対面通行出来るように改築されていた)を通って愛知県へ出る。関・江南線で各務原市に再び入って、県の浄水公園へ行く。ここは地下に下水処理場があるのだが、完全に土の下で、匂いなどは一切ない。その上が公園になっているのである。結構昔からあるのだが、あまり認知されていなく、休日にしては人もあまりいなかった。薔薇園があるのだが、まだちょろちょろ咲き出しただけだった。処理水で人工的な小川が造ってあって、女の子たちが遊んでいた。木陰で昼寝をしている人もいて、なかなか悪くない。
2013年春_24
公園内にある、猿尾堤(Wikipedia)を見物する。亭亭たる大木があって、何の樹だろうかと思う。
 再び関・江南線を北上して、関市へ。各務原高校はじつに辺鄙なところにあるなあなどと腐しつつ、関市に入り、関の刃物会館へ。直売所で色々教えてもらい、母が包丁を買う。周知のごとく、関は(「関の孫六」など)世界的な刃物の産地なのだ。父は剪定ばさみなど。ナイフなども多数あり、鈍く光っているのがよく切れそうで、恐ろしいくらい。こんなのを持っていたら、つい使いたくなるよなあ。持っている人は悪用しないように。
 関・江南線を逆にたどり、苧ケ瀬街道経由で帰宅。
2013年春_33

シェイクスピアマクベス』読了。福田恆存訳。大昔に読んだのは誰の訳なのか、さっぱり覚えていない。いずれにせよ、さすがにシェイクスピアで、面白かった。邦訳で読んでも、有名なセリフが鏤められていることに気づく。シェイクスピアの悲劇の中では、これは殊に短いものらしい(『ハムレット』の半分強)。最後に訳者による「マクベス論」が収録されているが、このような大げさな文芸評論は、最近まったく流行らなくなったなあ。これはこれで新鮮だった。これと比べると、中村保男による解説は、えらく底が浅いことがわかってしまう。

マクベス (新潮文庫)

マクベス (新潮文庫)