晴。
ゼーレン・キルケゴール『ドン・ジョヴァンニ 音楽的エロスについて』読了。『あれか、これか』からの抜粋。キルケゴールは「ドン・ジョヴァンニ」を、「すべての古典的な作品のうちで第一位に値する」というほど評価している(ここでの作品」は、音楽だけでなく、芸術のあらゆるジャンルを考えている)。また、モーツァルトについては、「感性的=エロス的な天才性」を見ている。しかしこれは、モーツァルトを評するに、なかなか変わった評語ではないか。なお、岡田暁生の解説には多くを教えられた。
- 作者: ゼーレンキルケゴール,Soren Kierkegaard,浅井真男
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 2006/02/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る