梶谷懐『「壁と卵」の現代中国論』/『太郎写真曼陀羅』

晴。
妹一家帰る。
梶谷懐『「壁と卵」の現代中国論』読了。日録に書く。著者のブログはこちら

「壁と卵」の現代中国論: リスク社会化する超大国とどう向き合うか

「壁と卵」の現代中国論: リスク社会化する超大国とどう向き合うか

岡本太郎の宇宙・別巻『太郎写真曼陀羅』を見る。いやあ、これは! 岡本太郎の撮った写真をセレクトしたものだが、何という傍若無人なパワーだろう。続けて見ていると思わず笑ってしまう。(爆笑)とか書きたくなるくらい(実際は爆笑はしていませんが、気分としてです)。もちろん太郎は天才だったが、天才なんていうのを超えているところがあるね。自分が日本人だからそう思うのかもしれないが、絶対にピカソよりも面白いし、凄い。ここに写っている日本人の顔の醜悪なこと!一筋縄ではいかない奴らだと思わずにはいられない。これこそが民衆というものだったのだ。
 もちろん民俗学的な資料としても見られるし、昭和の風俗を知るものとしても見られるだろう。そうした写真としても面白いし、光っているが、やはり訳のわからない写真が一等いい。こういうのをセレクトした編者たちも、さすがだと思う。お薦め!

※付記しておくけれど、かつての日本人の顔の「醜悪」さというのは、必ずしも悪い意味で言っているわけではないよ。「味のある」顔と言ってもよいのだが、それではインパクトが出ないのだ。


MOTHER3。大絶壁を登ったら、改造カリブーにやられました。初ダンジョンみたいなのもあった。
また明日からしばらくの間、朝が早くなって忙しい。