マイケル・サンデル『公共哲学』/中沢新一監修『日本のもと 神さま』

日曜日。晴。昨晩は早く寝てしまったので、今朝は五時半に起きてしまった。既に明るくて、起きたとき一瞬朝か夕方かわからなかった。
マイケル・サンデル『公共哲学』読了。まあ特に云うことはないのだが、第二十九章のロールズ追悼文のラストがあざやかで、ちょっと感動してしまった。どうしてこんなところに感動するかわからないが、とにかく自分のナイーヴさをさらけ出すだけなので、引用は止めておく。ただ、こうして良い意味で通俗であるのを恐れないところが、また「ハーバード白熱教室」の人気にもつながっているような気がした。

中沢新一監修の『日本のもと 神さま』読了。小中学生くらいが対象の宗教入門。縄文・弥生時代アニミズム的な宗教意識から、神道、仏教、キリスト教の伝来、明治の国家神道エコロジー、世界の宗教まで、幅広い内容がじつに上手く纏めてある。子供にもわかるように書かれているが、高度な内容のまとめもあり、大人でもこれほど宗教をしっかり理解している人はなかなかいまい。恐らく、相当な部分に監修者の手が入っているのではないか。お薦め本です。
日本のもと 神さま

日本のもと 神さま


総合医療センター前の喫茶「ひぐち」で、又いとこのHさんと話す。シリアスな話題も含め、三時間くらいはしゃべったかな。青臭いこともいろいろ言って、こんなのは学生のとき以来だろうか。貴重な時間だった。