白洲正子『金平糖の味』/『カルダーノ自伝』/佐藤春夫『田園の憂鬱』/関口良雄『昔日の客』

日曜日。晴。
白洲正子金平糖の味』読了。白洲さんを読んでいると、自分の貧しさが分って仕様がない。多くの点で、伝統から切れてしまっていることを感ずる。もちろん良いことではない。「白洲正子ブーム」なんていうのも、皆同じようなことを感じているのではなかろうか。日本人だから日本を見失うはずがない、というのは、安吾くらいの人でないと云えないだろう。

金平糖の味 (新潮文庫)

金平糖の味 (新潮文庫)

ジェロラモ・カルダーノカルダーノ自伝』読了。日録に書く。
カルダーノ自伝 (1980年)

カルダーノ自伝 (1980年)

佐藤春夫『田園の憂鬱』読了。佐藤は初めて読む。今となっては古くさいし、深くもないが、これがデヴュー作だというから、才能は大したものだったのだな。本書は、読ませることは確か。
田園の憂鬱 (新潮文庫)

田園の憂鬱 (新潮文庫)

関口良雄『昔日の客』読了。日録に書く。
昔日の客

昔日の客