名古屋市美術館の「北川民次展―メキシコから日本へ」を観にいく

明日で会期が終わりということで、名古屋市美術館の「北川民次展―メキシコから日本へ」をようやく観に行ってきました。酷暑もやわらいできたので、ひとりで乗り鉄、ってつもりも少しあります。
 
車を名鉄新那加駅のコインパーキングに置いておいて、さてここから名古屋まで、犬山回りか岐阜回りかどうしようかと思っていたのですが、路線検索をしてみたところ、(名鉄)新那加9:22→9:41新鵜沼9:49→10:17上小田井10:20→10:33(地下鉄鶴舞線)伏見という、神業のような楽しいルートが見つかったので、それで行くことにしました。

名鉄新那加駅。目的地までは一時間強です。昨晩人殺しアニメを一気観してダメージを受けたので、それを消化しながらうとうとしつつです。新鵜沼から混雑してきました。
 地下鉄鶴舞線伏見駅に到着。名古屋市美術館のある白川公園までは、歩いてすぐです。


白川公園



バリー・フラナガンのうさぎでしょうね。
 
名古屋市美術館に到着。Wikipedia には黒川紀章の代表作とありますが、どうなんでしょう。ちょっと時代を感じる建築のように思えます。

北川民次展」は一般1500円。生誕130年記念ということだそうです。わたしはまったく知らない画家だったのですが、美術展の告知をウェブサイトで観て、直ちに行こうと思いました。北川民次(1894-1989)は静岡県の生まれで、若いときにメキシコを訪れたのが決定的でした。42歳で帰国し、戦争中は日本にいました(非常に後悔したそうです)。わたしごときがいいたいことはあまりないのですが、とにかく個性的で深度のある画家であり、第一級品であると思います。(レッテル貼りはどうでもいいのですが)リアリズムというよりはプリミティブという感じで、土着の野性味と強烈なエネルギーがあります。エネルギーを失った現代画家とは、まったく異なり、現在主流の現代アートを顔色無からしめるところがあります。わたしは非常におもしろく観ました。
 北川民次の絵はほぼすべて撮影可だったので、適当にピックアップして撮ってきました。全体のレヴェルは高く、正直いってどれを撮ってもいいようなもので、人が切れて撮影しやすそうだったものをという感じです。以下、どうぞ。








美術館 2Fへの通路から。





どうだったでしょうか。
地下の所蔵品展にはいわゆる「メキシコ・ルネサンス」の画家たちの作品があって、北川民次と呼応しています。前からここの宝だと思っていました。モディリアーニの「おさげ髪の少女」なんかより、こちらを観てくださいね。
 
美術館を出て歩きます。

奥の球体は名古屋市科学館プラネタリウムです。




白川公園を出る。



地下鉄伏見駅まで歩きました。テキトーにチェーン店で昼食にしようと思っていたのですが、ちょうどお昼でどこも混雑です。名古屋駅まで歩こうかなとちょっと思ったのですが、さすがに暑い。一区間だけ地下鉄に乗りました。

名古屋駅地下街から大名古屋ビルヂングの地下へ、「肉そば けいすけ」というつけ麺のお店に並んで入ります。肉盛りつけ麺1000円、まあまあだったかな。

岐阜までどうしようかと地下を歩いていたら、JR名古屋駅の前に出たので JR にします。


JR名古屋駅ホーム。新快速大垣行き12:45発。

9分遅れで岐阜駅に到着。JR岐阜駅前です。


暑いので、「カフェ・ド・クリエ」JR岐阜駅前店というところでアイスコーヒー(Sサイズ330円)を飲む。JR岐阜駅ビルのミスドはなくなっちゃったのかな?

名鉄岐阜駅名古屋本線)前。

名鉄岐阜駅犬山線)ホーム、13:37三柿野行。13:52新那加着。
自宅着はほぼ昼二時でした。
 

 
庭で収穫されたイチジク。つやつやしてる。

ずっとモズ君が高鳴きしているのが外から聞こえてくる。
 
夜。
【曝涼展:生誕四百年を迎えて、改めて盤珪禅師に学ぶ】臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺老大師猊下 - YouTube
柴山全慶老師による盤珪禅師観の部分を視聴した。全体の半分、動画56分くらいのところまで。横田南嶺老師による、じつにありがたいお話である。