「コードギアス 反逆のルルーシュ」(2006)を観る

晴。
 
NML で音楽を聴く。■オネゲル交響曲第一番で、指揮はシャルル・デュトワバイエルン放送交響楽団NML)。

武満徹の「ノヴェンバー・ステップス」で、琵琶は鶴田錦史、尺八は横山勝也(NMLCD)。武満さんのは我々の生きるのに直結した芸術だ。どうも高踏的な「現代音楽」で、一見(一聴?)そうは思えないかも知れないが、これこそが「ふつうの人間」の生に近いのである。一般的な現代音楽の正反対といってもよい。もっとも、いまの「ふつうの人間」はクソみたいにかしこくなってしまったので、わたしのいうことが通じなくても驚かないが。
 
スーパー。もう春キャベツが出ていた。
 
昼。
■フランクのアンダンティーノ・キエトーソ op.6、ダレーラクの「ギュリスタン」による二重奏曲で、ヴァイオリンはオーギュスタン・デュメイ、ピアノはジャン=フィリップ・コラール(NML)。■フランクの弦楽四重奏曲 ニ長調で、演奏はパルナン四重奏団(NML)。いやー、聴いてよかった。自分の手薄な領域だな。つかれたー。フランク、ほんとすごい。

 
阿部和重『Deluxe Edition』(2013)を読み始める。とてつもなくチープな世界と無意味な暴力。あいかわらずだなあ。ゲンダイブンガク。
 
夕飯はわたしの好物のけんちん汁。田舎者だからね。年に一度くらい、作ってもらう。お椀に三杯食った。
 
youtu.be
 

夜。
コードギアス 反逆のルルーシュ」(2006)第25話(最終話)まで観る。何と、これで終わっているのか? 2期を観るべき? 大傑作だが、第22話からの展開が悲しすぎる。まさか、こんなことになるとは…。伏線も全然回収され切っていない。もっとも、観ているうち、ハッピーエンドになるわけないよな、というのは明らかだが。

「ギアス」という、誰もを(一度だけ)意のままに従わせる力をもつルルーシュは、その対価を支払わねばならない。それにしても、ルルーシュは目的を達するため、意図せず多くのものを失った(思えばシャーリーとの結末が、その始まりだった)。あまりにも悲しい物語だったと思う。