こともなし

薄曇りみたいな天気。暖かい。

ただ存在しているだけで、何もせず。

NML で音楽を聴く。■バッハのパルティータ第一番 BWV825 で、ピアノはピ=シェン・チェン(NML)。これはよい演奏。

ブーレーズのピアノ・ソナタ第三番で、ピアノはピ=シェン・チェン(NMLCD)。■ハチャトゥリアン(1903-1978)のクラリネット三重奏曲で、クラリネットはウォルフガング・マイヤー、ヴァイオリンはアニ・アグハベキアン、ピアノはソントラウト・シュパイデル(NML)。
Armenian Classics

Armenian Classics

  • 発売日: 2020/04/03
  • メディア: MP3 ダウンロード
 
ベートーヴェン交響曲第一番 op.21 で、指揮はアンドレ・クリュイタンス、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NML)。ベルリン・フィルがものすごい。超一流のアスリートの筋肉美みたいな。いつ頃の録音なのだろうか。ベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」 op.72 序曲、歌劇「アテネの廃墟」 op.113 序曲で、指揮はアンドレ・クリュイタンス、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NML)。

晴。
学びの森の駐車場に車を置いておいて、一時間弱散歩。

シロツメクサ

学びの森。






いろいろの色。

キッス。



市民公園。

境川

人類滅亡後の誰もいない世界。

カア公。目の前なのに平気でいる。

名鉄各務原線。奥はJR高山本線



カワラヒワ


尾辻克彦『吾輩は猫の友だちである』を読み始める。エッセイ風の家族小説だ。わたしが「ブ」で買ってきたのを放っておいたら、老母が先に読んでおもしろいというので、読んでみることにした。そういえば、赤瀬川さん(尾辻克彦は小説を書くとき用のペンネームである)を読むのも随分とひさしぶりである。わたしは、トマソン新解さんも日本美術応援団も大好きだった。いまでは赤瀬川さんというと、碌なことが言われないので悲しい。時代は変わってしまったのだ。赤瀬川さんが相手にしていた「日常」というものが、なくなってしまったのである。何せいまは、リスク計算と貨幣の増殖とコストパフォーマンスの時代であり、すべてがイベント化していく時代でもある。「日常」というものがどんどん蚕食されていくのだ。まあそんな面倒な話はどうでもいいのだが、本書もまた「日常」の話である。ここには陽だまりのような八〇年代の「日常」があるように思われ、なんとなく悲しくなってしまう。時代遅れのジジイの繰り言である。