日曜日。晴。
昨晩、釈宗演『禅に学ぶ 明るい人生』を読み終えて寝た。図書館から借りてきたものである。このところ枕頭の書にしていた。復刻本で、おもしろい題名であるが、元本の題も『人生明るい世渡り』であるから、さほどニュアンスにちがいはない。釈宗演老師は六十以前に亡くなっているので、偉大な禅者としては早死にも思える。前にも書いたけれども鈴木大拙の師で、本書の最後にに大拙の文章が収録されており、思わずホロリとさせられる内容だった。さて、よくは知らないが、禅もいまはなかなかむずかしいところに来ているようだ。たぶん、危機といってもよい状況なのだろうが、どうしようもない。まあ、わたくしなどのいうべきことではない。
yomunel さん、ひさしぶりの更新。今回はお元気っぽい。「トゥク トゥク トゥク!」って何か出典があるのかな。
こちらはごろごろしすぎて、体がふにゃふにゃしている。
NML で音楽を聴く。■メシアンの「ミのための詩」で、ソプラノは奈良ゆみ、ピアノはジェイ・ゴットリーブ(NML、CD)。■シベリウスの交響曲第五番 op.82 で、指揮はコリン・デイヴィス、ボストン交響楽団(NML)。シベリウスはこれよりもずっとすごいと思うのだけれど、通俗を押さえておくのも大事だという気もする。
Complete Symphonies/Tone Poems
- アーティスト:J. Sibelius
- 出版社/メーカー: Decca
- 発売日: 2012/05/08
- メディア: CD
- アーティスト:N. Skalkottas
- 出版社/メーカー: Philips/Special Imports (Ger)
- 発売日: 1996/12/05
- メディア: CD
暑いので日没前に散歩。
波紋がたくさんあるのは、小魚(何か知らない)がピンピン飛んでいるのです。
カワセミを見た。撮れそうで撮りそこねたので残念。あと、川の中にアルミ製みたいな長い管が捨ててあった。しょっちゅう川に大きなゴミが捨ててある。日本だなあ。
#
hbol.jp
先日、『官僚制と公文書』という本を読んだとき(参照)、安倍政権によって設置された「内閣人事局」という組織の存在を知って興味深く思ったが、上にリンクした論考でも「内閣人事局」に注目している。「内閣人事局」は内閣官房下の組織で、これにより官邸は高級官僚の人事権を掌握することになり、有り体にいうといわゆる「政治主導」が実現されることになった。その「政治主導」というのは、じつはマズいのではないかという話である。まさに現在は日本の政治が大きく変わる転換点になっており、どうやらそれは望ましい方向ではないらしいのだ。刮目すべきである。