こともなし

曇。

昼から県図書館。

この数日プログラミングばかりしていたのだが、段々と従来の自分と統合できてきたように思う。まあ元の自分と同じということではないし、それなら意味がないだろう。いい風にひとつにまとめられるとよいのだけれど。

グレン・グールドのピアノ』という本を読んでいる。グレン・グールドはカナダ人の天才ピアニストで、既に一般にもよく知られた存在であろう。自分にとってもグールドは、マウリツィオ・ポリーニと共に自分の出発点ともいうべき存在だった。本書はグールドの伝記なのだが、彼とピアノの関係について光を当てているのが特徴的だ。グールドはピアノ奏法や音楽観が飛び抜けて変っていて、ピアノを大変に選り好みしたことが知られているので、本書の着眼点はよいといえるだろう。半分くらい読んだが、なかなかおもしろい。