曇。のち雨。
NML で音楽を聴く。■バッハのフルート・ソナタ ハ長調 BWV1033 で、フルートは福永吉宏、チェンバロは小林道夫(NML、CD)。このアルバムはまた聴き返したいな。■モーツァルトのピアノ・ソナタ第十五番 K.533+K.494 で、ピアノは野平一郎(NML、CD)。毎回そう書いているのだが、それでもすばらしいと言いたい。■ハイドンのピアノ・ソナタ第三十八番 Hob.XVI:23 で、ピアノはシュ・シャオメイ(NML、CD)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第三十二番 op.111 で、ピアノは園田高弘(NML、CD)。ここまでやっても忘れられてしまうのかな。再現芸術って何かとか思っちゃうな。園田って努力の人なのかどうなのか知らないけれど、ここまで来るのには相当の研鑽があったことは当然なのであって。
#
基本が大事。
NML で音楽を聴く。■バッハのリュート組曲ホ長調 BWV1006a で、リュートは今村泰典(NML)。バッハのリュートのための曲を聴くのは、恥かしながら初めてなのである。でも、この曲は知っているね。無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番と同じだ。リュートだと、印象がだいぶちがう。ヴァイオリンのきびしい感じよりは、鄙びた感じとでもいうのかな。さて、このアルバムを聴くのが楽しみである。
- アーティスト: Yasunori Imamura,Baroque Lute
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 2018/09/14
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
Lutoslawski: Complete Piano Music
- アーティスト: Giorgio Koukl,Virginia Rossetti
- 出版社/メーカー: Grand Piano
- 発売日: 2018/09/14
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
何だか何もする気が起きなくて、音楽を聴いてばかりいるこの数日。
でも、すばらしい音楽がたくさんある。クラシック音楽ばかりだけでなくポピュラー音楽も聴きたいのだが、そこまで手が回らない。そのうちもう少し聴きたい。ポピュラー音楽向けの音楽配信サービスに入ってもいいのだけど、そこまで聴く時間がないのだな。ヒマ人なことはヒマ人なのだが。
#
夕食後、ブラタモリを見たあと寝てしまう。深夜起床。
リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫(下)』読了。柴田元幸訳。面倒な小説であるが、訳者解説で、本書は「小説なんか書くのは最初で最後だ」と著者が二十四歳で書いた処女作であり、読者など想定していなかったというのを読んで、ちょっと考えが変った。まあ解説を読んで変わる読後感などいいかげんなものであるが、とにかく、本書の晦渋さはさほど否定的には思えなくなった。しかし、この翻訳の元版が売れたというのはすごい。訳者のネームバリューもあったのか、皆んなすごいですね。訳者も文庫版あとがきで「本書はおもしろい」と言っているが、まあそうなのかな。自分にはかなりの苦行でしたね。結局、読み終えて謎が解けても多少のむなしさを感じる。面倒な小説は見栄もあって読まないとと思うのですけれどね。
- 作者: リチャード・パワーズ,柴田元幸
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/07/05
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る