コルタサル『奪われた家/天国の扉』

晴。

NML で音楽を聴く。■モーツァルトの寂しい森の中で K.308、満足 K.349、おいで、いとしのツィターよ K.351、希望に K.390、結社員の旅 K.468、魔術師 K.472、満足 K.473、偽りの世 K.474、すみれ K.476 で、テノールペーター・シュライアー、ピアノはアンドラーシュ・シフNML)。悪くない。シフのピアノ伴奏も利いている。

Lieder

Lieder

ブラームスのピアノ協奏曲第一番 op.15 で、ピアノはエミール・ギレリス、指揮はオイゲン・ヨッフムベルリン・フィルハーモニー管弦楽団NML)。すごいな。もっときちんと音楽がわかるときに聴き返さないといけないかも知れない。
Piano Concertos 1 & 2

Piano Concertos 1 & 2

武満徹の「すべては薄明のなかで」で、ギターはエドゥアルド・フェルナンデス(NML)。
全ては薄明の中で / 20世紀ギター曲集

全ては薄明の中で / 20世紀ギター曲集

 
カルコス。大量に出版される新刊の濁流に、なべての本が押し流されていく。


コルタサル『奪われた家/天国の扉』読了。寺尾隆吉訳。短篇集。いやいや、おもしろかった。ラテン流の幻想小説が好きな人にはお勧めできる。といっても、ボルヘスとは全然ちがうけれどね。コルタサルは、ボルヘスのような博覧強記の小説家ではなく、何というか、もっと日常的な幻想小説を書く。どこかホラーっぽい? なお、短篇集自体の名前は「動物寓話集」である。実際、動物がネタになっている話が多い(すべてではない)。

奪われた家/天国の扉 (光文社古典新訳文庫)

奪われた家/天国の扉 (光文社古典新訳文庫)