こともなし

曇。
たぶん自分は学生で、すごく変っていておもしろいマンションに住んでいる夢を見た。夢を見ていながら、起きようかな、でもおもしろい夢だからもっと見ていようなどと寝ながら思っていた。
音楽を聴く。■モーツァルト交響曲第三十三番 K.319(リッカルド・ムーティ)。終楽章以外はよく覚えていない曲であるが、ハイドン風の佳曲ではないか。

シューベルト交響曲第九番 D944(バーンスタイン NYPO 1967)。これもちろん名曲なのだけれど、未だによくわからない。終楽章とか、何だかブルックナー(苦手)を聴いているような戸惑い感。もっと聴いてみないといけないな。

昼から久しぶりに県営プール。まだ夏休みなので混んでいたし、おしっこ臭かった。でも、昼からぼーっとしているとすぐ二時くらいにはなってしまうので、なるたけ行こうと思う。
蝶が飛んでいるのを見るのは好きだ。昔の人は蝶が人間の魂の具現したものだと考えていたようだが、それは留まっている蝶ではなく、きっとひらひらと飛んでいる蝶を見てそう思ったのだろうと推測している。蝶が舞っていて人間の魂だというのは、ごく当り前のこころの動きのような気がする。


シューマンダヴィッド同盟舞曲集 op.6。ギーゼキングは相変わらず機械のような演奏だが、じつにスリリングで強烈に惹き付けられる。「偏愛する曲をめちゃめちゃに演奏しやがって」とは不思議に思わない。というか、この部分って正確に演奏するとこうなのか的な驚きがある。いまではこんな変なピアニストは絶対出てこない。
ようやく堰き止めていたものを破壊したので、一気に楽に。さて、寝る前に何を読もうか。

小林啓祐を読む。ユニークな相対性理論本であるが、とりあえず読んだ最初の数学部分がとてもおもしろい。円を解析的延長すると双曲線が出てくるが、それと虚数座標軸を使って特殊相対性理論を定式化しようという試みのようだ。引き続き読もう。