日曜日。晴。
四時くらいに起きる。早寝して正解で、気分がいい。
音楽を聴く。■ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第七番 op.97(チョン・トリオ、参照)。いわゆる「大公」で、素晴らしい演奏。特にミョンフンの室内楽的ピアノが素晴らしい。未来に繋がるピアノだと思う。また、頑張れば弾けるという曲ではないので(技術的な問題ではない)、トリオとしてもさすがに上手い。この曲の特筆すべき録音に入れていいだろう。惜しむらくは終楽章、もう少し切れ味がよいとよかったが、欠点というほどでもあるまい。■ショスタコーヴィチ:交響曲第七番 op.60「レニングラード」(バーンスタイン NYPO 1962)。馬鹿みたいに長大で下らない曲。バーンスタインはベタに演奏していて、殆どヤケクソのようにも聴こえる。まあ、まったく得るところがないわけではないが。■テレマン:ファンタジア第七番ニ長調、第八番ホ短調 (ヴェンツ、参照)。無伴奏フルートのための。■メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第二番 op.58 (ミッシャ・マイスキー、セルジオ・ティエンポ)。チェロ・ソナタというジャンルの中でいちばん好きな曲かも知れない。演奏は申し分なし。マイスキーは云うまでもないし、ティエンポの才気あるピアノに好感がもてる。メンデルスゾーンっていい室内楽を書いているのだよね。ロマン派の室内楽っていい。室内楽曲の黄金時代だと思う。

Cello Sonatas / Variations / 7 Songs Without Words
- アーティスト: Felix Mendelssohn,Sergio Tiempo
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図書館から借りてきた、古井由吉『夜明けの家』読了。短篇集。匂いの描写が目に付く。女の匂い、青年の汗の匂い、老人の匂い。あとは、病院や葬式が頻出。

- 作者: 古井由吉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/04
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