こともなし

日曜日。雨。
音楽を聴く。■モーツァルト弦楽四重奏曲第十八番K.464(ターリヒQ、参照)。誇張がなく、自然体の演奏。■ブラームス弦楽四重奏曲第二番op.51-2(タカーチQ、参照)。■シューマン:ピアノ協奏曲op.54(ピリス、ガーディナー)。普通の演奏。あんまり普通で、寝そうになった。ガーディナーがモダン楽器のオーケストラを指揮しているのはめずらしいが、音が乾いていてパサパサ。

Mendelssohn/Schumann: Symphony

Mendelssohn/Schumann: Symphony

■バッハ:パルティータ第三番BWV827(ワイセンベルク参照)。変なバッハだが、ワイセンベルクは自分の感受性にない。もっと聴かねばなるまい。■バッハ:ゴルトベルク変奏曲BWV988(ワイセンベルク参照)。ユニークなゴルトベルク変奏曲だが、これはおもしろかった。クリア・カットで美しく、ロマンティックなバッハである。グールドが好きなピアニストとしてワイセンベルクを挙げていた筈だが、何となくわかる気がする。もちろんグールドとはまったくちがうけれどね。非常に聴き応えがあるというか、しんどかった。ふぅ。■シューマン交響曲第一番op.38(バレンボイム参照)。シューマン交響曲というと第三番が大好きなのだが、最近この第一番も好きだ。特に第一楽章の主題の、あの元気の出るようなリズムなんかがいい。よく「春」という表題で呼ばれるが、確かにそんな気もする。シューマン交響曲オーケストレーションがヘタという紋切り型があるけれど、自分は全然気にならない。例えばブラームスの重っ苦しい交響曲より、ずっと聴きたくなることが多い。

林達夫を読む。