複素数の双曲線関数は、次のように定義される(参照)。
こう定義すると、
が成立する。
以上、複素数の三角関数の定義を参照されたい。三角関数との間には、
の関係があることはすぐわかる。これより、複素関数を考えれば、三角関数と双曲線関数は殆ど同じものであることがわかる。
これらを使うと、三角関数の実部と虚部を求めることができる。すなわち、
である。まったく同様に
となる。これらは、複素数の三角関数が、実部・虚部ともに x 方向には周期的に変化するが、y 方向には周期的ではないことを示している。