晴。
ラーメン「まっしぐら」にて昼食。チャーシューメン800円。
- ジャンル:ラーメン
- 住所: 各務原市那加石山町1-137-1
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- (写真提供:HASH-ROYAL)
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図書館から借りてきた、松家仁之『火山のふもとで』読了。落ち着いた雰囲気の、建築事務所が舞台のラブ・ストーリーとでも云うか。まず印象的なのは、透明な水のような文章だ。しっとりした肌触りの、誇張のない描写が気に入る人も多いと思う。話の流れは、悉皆イノセントな感じを与えるのが長所でもあり、同時に短所でもあろう。悪い人、嫌な感じの人はひとりも出てこないし、大学を出たてのイケメンの主人公も、じつにいい人。自分のように、文学にどこか毒を求めてしまう悪い人間には、もったいない小説だった。話の展開もほぼ予想通りで、正直言って途中からは筋を追うのが中心になってしまったが、普通の小説好きの人には大切な作品になってもちっともおかしくない出来だとは言っておこう。著者もたぶんすごくいい人なのではないかと予想される。なお、建築関係のディテールは自分のよく知る所ではないが、著者の建築観もどうもナイーヴなように感じた。こんないい人ばかりで、建築が創れるものなのであろうか。まあ、よく知らないことなので、偉そうなことを云うのはここまでにしておこう。
- 作者: 松家仁之
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: 単行本
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なお、玄侑さんはその経歴から、今回の震災では政府関係の委員とか何とかも引き受けられ、敢て組織の中で動かれたことも多い。実際、非常に多忙であり、その中で無力感や怒りも覚えられたようであるが、本書の短篇はそうした中で書かれたものである。恐らく普通に本書を読めば、そんな感じは到底しないのではないか。
- 作者: 玄侑宗久
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/04
- メディア: 単行本
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