こともなし

晴。夜、霙混じりの雨。
怠惰。

ジャン・バラケのピアノ・ソナタを久しぶりに聴く。詳しくはよくわからないが、トータル・セリエズムの書法に依るかと思われる。ヘルベルト・ヘンクのピアノは見事で、演奏は極度に困難だと思われるこの高密度の大曲が、二十世紀音楽の傑作であることを充分に示している。バラケの作品は、残っているものは少ないらしいが、他にも聴いてみたくなった。

Sonate Pour Piano

Sonate Pour Piano

ベートーヴェンの「熱情」ソナタ、いろいろな演奏を取っ替え引っ替え、部分的に聴き比べる。ポリーニの、ボーナスCDに収められているライブ録音(2002)が凄い。あと、リヒテルのスタジオ録音(1960)とか。