ルーカーヌス『内乱(パルサリア)(下)』

晴。
ルーカーヌス『内乱(パルサリア)(下)』読了。大西英文訳。上巻を読んだ(参照)ときも書いたが、とても格調高い翻訳だ。原文の晦渋らしい様子がよく出ている。ルーカーヌスはネロ帝の時代の詩人で、若くしてネロに死を命じられるのだな。享年二十五。まさに夭折の天才詩人であり、本作はその死によって未完となっている。

内乱――パルサリア(下) (岩波文庫 第2回)

内乱――パルサリア(下) (岩波文庫 第2回)


はてブ」の注目記事に挙がっていた「とね日記」のエントリーを読んで、何だか羨ましくなってしまった。最近はあまり理系の本を読んでいなかったよなあ。俺も超弦理論に挑戦してみるか、とか。でもまあ、電磁気学をやっているだけでも楽しいのですけれど。しかし、「とね日記」の高校生向けの理系本案内(参照)はよくできている。本当によく読んでおられるなあ。自分にも参考になります。

あはは。アホだ。しかし、こういう文章って、いま最強っぽく見えるのだよなあ。いまこそ日本語はすごい地点に到達したのかもしれぬ… バカを徹底して突き抜けるというか。禅? 知らないが、これも一種の芸だよな。マジすごい。真似できません。
 唯一問題があるとすれば、この文章ですべて押し通していけるか、ってことだよな。意外と精神力が要ると思う。