雨。寒い。日中でも一〇度以下。
皮膚科のあと、カルコスへ。コンピュータ・ネットワークについての解説書を二冊買う。
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岩波文庫の『高村光太郎詩集』読了。「『道程』より」「『道程』以後」に収められた詩は、煩悶と懐疑と不安と自負の混交であり、「『智恵子抄』より」の甘ったるい詩とは対照的である。もちろん、智恵子が発狂した後の詩はシリアスなわけだが、いずれにせよ閉ざされていて、先への展望がない。また、高村光太郎が戦争高揚のための詩を相当数書いたことはよく知られているが、かかる類のものも、本書には収録されていない。智恵子との結婚生活は、彼らが共に芸術家であったためか、傍から見るとおままごとのようなものだったというようなことを、何かで読んだことがある。もちろん、詩人として一級だったことは認めた上で、そう云うのだが。いずれにせよ、現代ではいないようなタイプの詩人であり、その意味でも読む価値はあると思う。
- 作者: 高村光太郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1981/03
- メディア: 文庫
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祝、Ubuntu でのインターネット接続! (今、Ubuntu にインストールした chromium で、これを書いています。)フォーラムでいろいろ相談に乗って頂いて、ようやく解決しました。原因は、馬鹿馬鹿しいほど簡単なことで、これまではNTT のひかり機器にLANケーブルを接続していたのを、ルーターの方に繋ぎ替えただけ。まあ単純なことだが、システムの(自分には)わけのわからない数字の意味を読み取って、それから推理されたというのは、流石だと思う。
それにしても、今回のトラブル(?)で、大変にシステムの勉強になった。やはり、理解のためには、実際に問題を解決してみるというのは、効果が大きいということを実感した。これを機会に、もっとシステムのことを勉強したいと思います。
ネットに接続したので、無料のアプリをいろいろと見るのが楽しい。Ubuntu 遊びも、これで一段落すると思う。
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車の音楽用のSDカードに、新しく曲をあれこれ入れる。カール・ベームの指揮する、モーツァルトのセレナード及びディヴェルティメント集や、ポリーニ、ペライアのピアノ演奏、山下達郎の『OPUS』など。しかし、今は何でもデジタル化だな。
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内田光子のピアノ、ジェフリー・テイトの指揮で、モーツァルトのピアノ協奏曲第二十四番、第二十五番を聴く。内田光子はこれまでの日本人ピアニストの中で、唯一大ピアニストと呼ばれるに相応しい存在であるが、自分はちょっと苦手であった。感情移入の激しさが、時に神経質なようにも聞こえてしまうからである。しかし、このディスクを聴いてみると、やはり内田光子は凡庸でない。特に第二十四番が、デモーニッシュな曲であることもあって、彼女の演奏スタイルに合っているようだ。とりわけ終楽章が、まるでベートーヴェンのようで格好いい。第二十五番も終楽章がよくて、録音よりは実演に本領を発揮するとされる彼女の資質に、終楽章という形式が合うのかも知れない。これは他のコンチェルトも聴いてみたくなった。
なお、テイトの指揮、イギリス室内管弦楽団は、可もなく不可もなし。少し薄味。どちらかというと第二十五番の方が好演か。
- アーティスト: 内田光子,モーツァルト,テイト(ジェフリー),イギリス室内管弦楽団
- 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
- 発売日: 1993/09/05
- メディア: CD
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