林晴比古『新Linux/UNIX入門』/パイス他『ポール・ディラック 人と業績』

晴。かなり寒くなってきた。昨日の夜など、外は薄い上着では寒かった。
カルコス。Ubuntu 遊びでいい機会なので、勉強しようと Linux の入門書を二冊買ってくる。しかし、カルコスへは三日前に行ったばかりなのに、コンピュータ関連書の棚が変って、なぜか Ubuntu 関係の本が一掃されていた。なんで?
その Linux の入門書、林晴比古『新Linux/UNIX入門』は、ざっと目を通してみたところ、とてもわかりやすかった。これで Linux の基本がだいぶ理解できたように思う。もっとも、本書は基本中の基本なので、これでネット接続がどうということがわかるわけではない。インターネットの基本は、また他書に当らねばなるまい。

新Linux/UNIX入門 第3版 (林晴比古実用マスターシリーズ)

新Linux/UNIX入門 第3版 (林晴比古実用マスターシリーズ)

アブラハム・パイス他『ポール・ディラック 人と業績』読了。ディラックはもちろん二十世紀最高の物理学者のひとりで、本書はウェストミンスター寺院における奉献式に関連した、彼を讃える記念講演から、三篇を収めたものである。中身は、一つはディラックの略伝、一つは反物質について*1、もう一つは、ディラックが力説した「磁気単極子」についての解説などから成る。個人的には、特に最後の講演がおもしろかった。全体的に、僕のレヴェルでちょうどよい内容だったと感じた。物理の知識がまったくない人には、ちょっと読みにくいかも知れない。でもまあ文庫で、しかも薄い本なので、物理に興味がある人なら、読んでみて損はないと思う。
ポール・ディラック―人と業績 (ちくま学芸文庫)

ポール・ディラック―人と業績 (ちくま学芸文庫)


最近お気に入りのブログは、前にも書いたが「古本屋ツアー・イン・ジャパン」である。自分は近年はめっきり古本屋を訪れず、まあ「ブ」くらいのものだが、これでも学生のときは、古本屋の多い街に住んでいたので、毎日のようにどこかを訪れていたものだった。このブログを読んでいると、その頃の血が騒ぎ出すというか。本当に楽しいブログで、変な話だが、ほぼ毎日更新されているのに、何となくもったいなくて(?)、三日に一度くらいしか覗かないとかしている。岐阜もじつはなかなかいい古本屋が結構あるので、自分も行ってみればいいのだが。無料駐車場付なんてところは、まあないよなあ。

今夜は Ubuntu 遊びはしないでさっさと寝ようと思っていたのだが、最後にと偶々フォーラムを見たら、アドバイスが頂けてあったではないか。結果は、上手く解決できなかったが、いろいろ思いついたことを実行しているうち、めちゃめちゃ夜更かし。しかも、自分で思いついたことも失敗だった。うーむ。(AM3:21)

*1:この講演は、ディラックの業績に関してというよりは、素粒子物理学についての(あまり見通しのよくない)概説である。