[問題] AとB二人が、それぞれコインを投げて表裏を決める試行を繰り返し、どちらかの表が出た数が、他方の表の出た数より2大きくなったところで止める。(表裏の出る確率は、それぞれ1/2だとする。)n回目の試行で終了する確率を、n回目で一方の表の出た数が他方の出た数と1ちがう確率を、n回目で一方の表の出た数が他方の出た数と同じ(0回も含む)確率をとおくとき、それらすべてを求めよ。
[答え] まず、
である。また、漸化式
が成り立つ。これらより、
だから、これを解くと
したがって、 などより
となる。(正解かどうかは保証のかぎりでないです。)
[追記]
の解き方。特性方程式
の解は
だから、漸化式を変形すると、
となる。よって、 に注意して、
まったく同様に
だから、これらから を消去すれば上の式が出てくる。