クルーグマン

岩団扇

晴のち曇。
ポール・クルーグマンクルーグマン教授の経済入門』(isbn:9784480092151)読了。クリア・カットだが、中身はとても高度だ。山形浩生のくだけた訳も効果的。経済のグローバル化などと云われて久しいが、まず国内経済が重要で、外国との経済関係は二義的だ、というのは、そうなのかと思う。今のリーマン・ショック以降の処方箋を著者に聞いてみたいのは、自分だけではないだろう。

追記

アメリカ経済にとって、職をつくるのなんて、おおむね何の苦労もない。連邦準備銀行の理事会は、電話一本で好きなだけ需要をつくれちゃう」(p.54)というのは、どういうことなのだろう。職というのは、そんなに簡単に作れるものなのだろうか。