宮津・天橋立家族旅行(第一日)

国の全国旅行支援制度をまたまた使って、家族で日本三景の一・天橋立へいってきました。天気予報では雨がちでしたが、当日になるといい天気。
 
7時半出立。いつものごとく東海北陸道から名神高速北陸道(霧あり)経由で、舞鶴若狭自動車道(山に点々と山桜が見えます)を西へ。下は途中、三方五湖PAから観た三方湖の景色。


京都縦貫自動車道宮津天橋立ICで高速を降ります。家から 250km くらい、(途中休憩も入れて)3時間半あまりで着。「道の駅 海の京都 宮津」へ寄って観光地図をゲットします。
 
 
いよいよ天橋立へ。智恩寺の広い駐車場に車を置いて、まずはその智恩寺へ。臨済宗妙心寺派の古刹です。


山門。
多宝塔。

等身地蔵。室町時代雪舟の「天橋立図」にも既に出ているというお地蔵さんです。

文殊堂。本尊の文殊菩薩秘仏で、公開されていません。
 
橋をわたって、天橋立に入ります。中国語が飛び交い、西洋系の外国人も結構見かけます。


はしだて茶屋」という店で昼食。わたしはあさりうどんを頂きました。


天橋立神社(橋立明神)。天橋立を歩いて往復すると二時間近くかかるので、ここで引き返します。すべて往復したい人には、レンタサイクルもあります。

磯清水。なぜかここには真水が湧くそうです。



なかなかよろしゅうございました。
 
 
対岸へ車で移動(20分くらい)、山の上からいわゆる「股覗き」をやりにいきます。

ケーブルカー・リフト乗り場。わたしはリフトで上りました。

上の傘松公園。ここで「股覗き」ができます。

傘松公園からの天橋立。写真はたくさん撮ったんですが、まあこれ一枚だけにしておきますね。日本三景の中では、いちばんベタに感動できる風景なのではないでしょうか。天気にも恵まれて、すばらしかったです。
 
傘松公園から、成相寺(なりあいじ)まで山の中をバスで移動(7分くらい)します。成相寺真言宗で、西国三十三所観音霊場の一。

山門。

鐘楼(撞かずの鐘)。このあたりから、登りがへばってきました。もう初夏の陽気で、暑いくらいなんだよね。
一願一言地蔵。一言なら何でも願いを叶えてくださるそうです。

本堂。ここも本尊(聖観音立像)は秘仏です。

展望台へ行く途中からの、五重塔。平成に建てられた、新しいものです。

弁天山展望台から観た、天橋立宮津湾。爽快なすばらしい眺望で、しばし疲れを忘れました。ここからもたくさん撮りましたが、一枚だけ。

また傘松公園に戻り、わたしはリフトで降りてきました。下りはリフトからの眺望がよいので、風もきもちよくおすすめです。写真はケーブルカーの駅ですね。
 
 
まだ時間があるので、すぐ近くの「元伊勢 籠(この)神社」へ。籠神社の歴史は非常に古く、「元伊勢」というのは、伊勢神宮が各地を移動して現在の地に落ち着く前の「元」という意味で、宮司の海部氏(あまべうじ)は現在82代目であり、系図は国宝に指定されているほどです。あとで訪れる、奥宮の真名井神社は、伊勢神宮外宮の豊受大神の「元」が祀られているとされます。

社殿は伊勢神宮と同じ神明造りで、五色の座玉(すえたま)も伊勢神宮とここだけだそう。境内の写真撮影はすべて禁止で、脇から入って知らずにカメラを構えたら注意されました。これは外から撮ったもの。
 かなりへばってきましたが、奥宮の真名井神社まで歩きます。深閑とした森の中にあり、奥には磐座(いわくら)が見えます。

ここも中の写真撮影は禁止です。「真名井」という名前のとおり井戸があり、水を汲みに来ている人が結構いました。
 
 
ふう、これで今日はおしまい。いい天気のうちにと、頑張ってほとんど予定を消化してしまいました。夕方五時前、予約しておいた「余花の宿 花笑舞」という小さくて廉価な宿に到着、改装したてで中はなかなかきれい。イタリアン・レストラン「アンソンベニール」が併設されていて、食事はここになります。田舎者のわたしはイタリア料理のコースというのは初めてですが、とてもおいしく頂きました。満足の一日。