上間陽子『裸足で逃げる』

晴。
朝起きたら老母が高熱を発していた。

洗濯。

かかりつけ医のところへ老母を連れていく。何か知らないが長いこと待たされて、全部で一時間四〇分くらいかかった。コロナウィルス感染の恐れがあるので、車の中で待つように云われた。診察も車で。一応ワクチンは接種済なのだが、PCR検査も受ける。

スーパー。
老父との昼食は買ってきたパックのお寿司で。


ドラッグストアで経口補水液を買う。
肉屋。

図書館から借りてきた、上間陽子『裸足で逃げる』読了。副題「沖縄の夜の街の少女たち」。男はなぜ女に暴力をふるうのか。本書を読んでいると、男と女の区別が、性というものがあること自体がまちがっているように思えてくる。人間(あるいは男)というものがどうしようもないもののように思える。著者は社会学的な調査の過程で対象(つまり少女たち)に個人的・具体的にコミットしていくが、それが彼女の生き方なのだろう。なんとか、少女たちを救おうとしているように見える。それに違和感がないくらい、本書の少女たちの現実は凄惨だ。多くが、家庭に問題があり、十代で夜の街で働き、出産し、男に殴られ続け、別れ、シングルマザーとして生きていっている。

上間さんの本は『海をあげる』を最初に読んだ。


夕飯はピーマンの牛肉炒め、はんぺんの炙り焼き、冷奴、ってところ。