フェリックス・ガタリ『リトルネロ』/『Linuxコマンドブックビギナーズ』

曇。
音楽を聴く。■バッハ:フルート、ヴァイオリン、チェンバロ、弦楽と通奏低音のための協奏曲イ短調BWV1044(ピノック)。さすがにピノックは定番。安心して聴ける。

Bach: 3 Cons

Bach: 3 Cons

メンデルスゾーンピアノ三重奏曲第二番op.66(トリオ・ヴァンダラー、参照)。熱い演奏だ。素晴らしい。■フンメル:幻想曲ト短調op.123(乾まどか)。大した曲ではないけれど、おもしろい。日本人ピアニストってのも変わってていい。日本人ピアニストって、独特の「色」みたいなのがあるね。白っぽい感じ。聴くと「やっぱり日本人ピアニストだ」と思うようなところ。上手く云えないが。誰かが言っていたが、どんなピアノで弾いてもカワイのピアノみたいな音がする。
乾まどか - フンメル:幻想曲集

乾まどか - フンメル:幻想曲集


図書館から借りてきた、フェリックス・ガタリリトルネロ』読了。詩のようなテクスト。決して自分がガタリをよく理解するなどと思わないで頂きたい。それほど頭がよくないのである。それにしても魅力的ではないか。また、本書には訳者によるガタリへのインタビューも収められていて、ここに見られるガタリもとても魅力的な存在である。それにしても、フランスの知識人は(リップ・サービスかも知れないが)驚くほど日本を評価してくれる。ガタリも例外ではない。日本などない、日本になるのだという発言など、褒め過ぎである。しかし、そのガタリにして、日本の甘ったるいポピュラー音楽は耐え難いと述べていて、なるほどと思うところがある。ガタリは音楽的な人だった。イメージの人ドゥルーズとはそこがちがう。スタティックではなく、常に流動しているのだ。分からないなりに、もっとガタリを読んでみたい。
リトルネロ

リトルネロ

川口拓之&田谷文彦&三澤明『Linuxコマンドブックビギナーズ』読了。題名通り、Linux のターミナルのコマンドについて書かれた本。リファレンス本のようで、実際そうなのだが、構成が考えてあって、読み物としても読めるようになっている。読んでみて、Linux を知るのに意外といいのではと思った。本書くらいのコマンドが楽々と使えるようになりたいものである。今では GUI でも多くのことができるようにはなっているけれど、色々とターミナルで遊んでみたい。
Linuxコマンドブック ビギナーズ 第4版 (コマンドブックシリーズ)

Linuxコマンドブック ビギナーズ 第4版 (コマンドブックシリーズ)


Ubuntu 14.04 の HDDブートが手持ちの HDD では上手くいかなかったので、もしかしたら HDD の相性のせいかと疑って新しい HDD を落手。これで早速インストールを試みるが、前の HDD とまったく同じで BIOS のブートを繰り返すだけで何も変わらない。ショック。うーん、これは原因がちがったか。ブートがおかしいのだが、もちろん Windows 7 は何の問題もなく立ち上がるし、USBメモリからブートしている Linux Mint 17.2 も問題ないから、BIOS がおかしいわけではあり得ない。とすると、初歩的だが、BIOS の設定が間違っているのか。考えよう。
 重大事実(?)判明。父の Windows 7 (僕とはメーカーがちがう) 機で試させてもらったところ、Ubuntu も Lubuntu も簡単に HDDブート可能であることがわかった。どうやら、やはり BIOS の設定がおかしいか、そうでなければ僕のマシンのどこかがおかしいのだ。(AM1:12)
 色々試みるも、どうしても BIOS の設定が間違っているとは思えない。信じられないが、HDD と BIOS の相性なのだろうか。読み出し書き込みはできるのに、ブートだけできないというような。そうでなければ、父の PC で簡単にブートできる理由がわからない。それにしても不思議なのは、この HDD で以前はブートできていたという事実だ。いったい何がおかしいのか。USB メモリではブートできるし。(AM2:54)