こともなし

雨。のち曇。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第二十一番K.467(ピリス、テオドール・グシュルバウアー、参照)。終楽章がカッコいい。■ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲op.53(五嶋みどり、ズービン・メータ)。これはドヴォルザークにしてはなかなかいい曲なのだが、それも何も、五嶋みどりに喰われてしまっている。指揮者もまったく影が薄い。というくらい、五嶋みどりの存在感は強烈だ。この人、ヴァイオリンを鳴らすということにかけては、どのくらい才能があるのか底が知れない。とにかく、ヴァイオリンが鳴っているのを聴くだけでお腹いっぱいになれる演奏である。ちなみに、この演奏時、五嶋みどりはじつに若干十七歳。聴いて呆れたまえ。

ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲&ロマンスほか(期間生産限定盤)

ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲&ロマンスほか(期間生産限定盤)

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第二十四番op.78(アラウ 1965)。これでは第二楽章がちょっと重いかな。

吉本隆明を読む。
ブルース・チャトウィンを読む。