こともなし

日曜日。晴。
音楽を聴く。■テレマン:序曲ニ長調TWV55-D4(ペイエ、コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュヘンセ、参照)。■ハイドン交響曲第一〇一番(バーンスタイン1970)。音楽を知らないロンドンの聴衆が、飽きてしまわないようにサービスしているな。ハイドンも大変だ。またバーンスタインの射程の大きいこと。疲れてしまうくらい。■シューマン:三つのロマンスop.94(ミシェル・ポルタル、ミハイル・ルディ、参照)。シューマン室内楽小品の中で、いちばん好きな曲。

Rubyイテレータを作ってみました(参照)。Ruby は強力だなあ。
大森荘蔵を読む。

悪いニュースだ。命に優劣をつけるつもりはないが、それでも日本人は、後藤健二さんの場合は湯川遥菜さんの場合と同じではないと感じているだろう。それにしても、「イスラム国」は日本のことをよく知らないのではないか。これで日本国内が分裂するよりは、単に日本人の「イスラム国」に対する悪感情が強まっただけだろう。冷徹な計算をする者たちだということだが、無意味なことをしたように思える。ただ、これはイスラム教徒の大部分にはまったく関わりのない事件だ。彼らは我々と同じ、ふつうの生活者である。反イスラムの潮流が強くなるのは好ましくないことである。
 しかしこれから、日本政府は「イスラム国」に対し、どういう態度を取っていくだろう。このことについて、自分はこうすべきだというようなことは言いたくない。「イスラム国」は確かに「悪い」存在であるかも知れないし、「叩く」べきでもあるかも知れないが、結局それだけで話は済まないからだ。「イスラム国」の存在は、現代の世界の大きな矛盾と強く関わっているのだから。「イスラム国」を潰せば、余計問題は紛糾するかも知れないのである。まったく厄介なことだ。冥い気持ちである。晴れた日曜日なのに。(AM10:20)