『ブダペストの古本屋』

曇時々雨。
徳永康元ブダペストの古本屋』読了。本書を読んだせいで、著者の訳したモルナールの『リリオム』が読んでみたくなったため、Amazonで注文する。第二次世界大戦独ソ戦が勃発し、ハンガリーから中央アジアを横切って帰国するというのには驚いた。(語学の堪能が利いたのだろうか。)が、ということはあったが、何かが鼻に付いて、残念ながら本書は存分には楽しめなかった。(何か、文章の「体臭」がきつすぎるというか、気に入らないとでもいうか。勝手な話だが。)たぶん自分の方に問題があるのだろう。解説の小島亮という人は知らないが、この解説は見事である。

ブダペストの古本屋 (ちくま文庫)

ブダペストの古本屋 (ちくま文庫)