曇。
ずっと変な夢を見ていた。何かの競技の夢。
自分がすごく薄っぺらい感じ。
NML で音楽を聴く。■バッハの「フーガの技法」 BWV1080 ~ Canon IV alla Duodecima in Contrapunto alla Quinta, I per Augmentationem in Contrario Motu, Contrapunctus inversus XII a 4 forma recta, XII a 4 inversus, inversus XIII a 3 forma recta, inversus XIII a 3 forma inversa, XIV で、ピアノはセリメーヌ・ドーデ(NML、CD)。■モーツァルトのピアノ・ソナタ第十三番 K.333 で、ピアノはフリードリヒ・グルダ(NML、MP3 DL)。■モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲 K.299 で、フルートはスーザン・パルマ、ハープはナンシー・アレン、オルフェウス室内管弦楽団(NML、CD)。まさに天上の音楽。このオルフェウス室内管のモーツァルト集は聴き応えがあるな。
しかしモーツァルト、天才すぎてこちらはしんどい。
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消費増税で景気が悪化することはほとんどの方が理解されているだろうと思うが、どこまで悪くなるかは実際になってみないとわからない。いま、世界経済がかなり悪いというものも多くの方が知っておられるだろうが、それゆえ既に諸外国では金融緩和がぼちぼち始まっている。まったくバカなときに日本は増税したわけで、したものは仕方がないが、マスコミの報道を見ると日本の金利は既に最低水準で、金融緩和はムリという御託宣が多い。もちろんそんなことはないので、増税と金融緩和ではブレーキとアクセルを同時に踏むようなものでアホらしいが、とにかく国債をバシバシ発行して貨幣の流通量を増やすべきなのは当然で、しかしこれは不勉強な方には叱られるであろう。まあ、そういう金融緩和ムリ論はマスコミでは一般的で、それにしてもいかにも不勉強でこんなことでよいのかなとは思う。もうそんなのどうでもいいといっちゃあ、いけないのでしょうねえ。実際どこまで景気が落ち込むかは、これはわたしなどにはホントにわからない。どうなるのだろう。
ちなみに、日本だけ金融緩和せず景気が悪化すると、さらに苦しいことに円高になります。民主党政権時代の悪夢再来か。増税賛成金融緩和反対の経団連とか、まじバカだな。そんなに日本経済を崩壊させたいのか。結構な話だ。
こんな他人の受け売りを書いていてもしようがないので、昼寝でもするか。というわけで三時間くらい寝る。
大西巨人『春秋の花』を読む。図書館から借りてきたもの。大西巨人氏の本は時々借りてくるのであるが、この人はわたしにはこわい人なのでつい読まずに返してしまうことが多い。本書は古今の日本の詩文の断片を蒐めて著者の簡潔な文章を添えた本で、まずは読みやすい。大西巨人氏のイメージからすると意外なほどに瑞々しい断片ばかりが選ばれていて、感銘を受ける。いや、「意外」というのはわたしがおかしいので、本物というものはまさにかくある筈である。本書には巻末に詳しい索引がついていて、小林秀雄や吉本隆明の断片が含まれていることをわたしは知った。万葉以来の「抒情詩」(といっていいのか)もたくさん含まれている。我々の時代には望むべくもない書であろう。
- 作者:大西 巨人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 1999/03
- メディア: 文庫
日没後、少しだけ散歩。
彼岸花は毎年同じ場所に出るが、今年は十日ほど遅いので心配した。上の写真の場所はここ何年か気にかけているところで、ようやく咲いた。花は既に痛みかけているが。あまりうまくは撮れていないね。
戦闘機が三機、轟音とともに北へ。ウチは虫の声に満ちている。
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■バッハのオーボエ協奏曲ヘ長調 BWV1053 で、オーボエはセリーヌ・モワネ、指揮はヴェルナー・エールハルト、ラルテ・デル・モンド(NML、CD)。■レーガーの「アルノルト・ベックリンによる四つの音詩」 op.128 で、指揮はイラ・レヴィン、フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団(NML)。
■バッハの平均律クラヴィーア曲集第一巻 ~ No.1 BWV846 - No.6 BWV851 で、ピアノはアブデル・ラーマン・エル=バシャ(NML)。J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲第1巻 (J.S. Bach: The Well-Tempered Clavier Book I)
- アーティスト:アブデル=ラーマン・エル=バシャ(ピアノ)
- 出版社/メーカー: オクタヴィア・レコード
- 発売日: 2011/01/26
- メディア: CD